「読売」が9、10日に実施した世論調査によると内閣支持率は28.3%だと言う。これより1週間前の改造直後の緊急調査では前月比、14.7ポイントアップと強調していたのに早、13ポイント減となっっている。これでは、同社も引っ込みがつかないのだろう。記事に、「直後の支持率好転は明らかだったが、今回の調査結果を見ると、”改造効果”は一時的だったことがうかがえる」と言い訳。そして、この支持率低迷の理由が「政治姿勢が評価できない(43%)」、「経済政策が期待できない(42%)」と「最近の物価上昇に適切に対応していない(89%)」等々だというのだ。まさに、語るに落ちるとはこういうことを言うのだろう。つまり、経済政策の評価というものが1週間ぽっちで激変するものか、もし、本気で思っているのならジャーナリスト失格、いや、人間失格だわ!
処で、人間失格と言えば、ウフフの御仁(福田総理)もその一人かも。あの五輪選手団に贈ったという、「ま~、せいぜい頑張って」発言を決して皮肉に言ったものでなく、「精一杯」の意味と善意にとってあげたのに、肝心の本番でぼろを出したようだ。というのは開会式において、自国の選手団の入場に対し、立って手を振らなかったのは同席した世界の首脳の中で御仁と北朝鮮、NO,2の金永南だけだったとか。これは目撃した石原知事の証言だが、選りによって、人の北朝鮮と一緒にされるのではやっぱ人間失格の証拠!? ま~、おそらく、まん悪いことにいつものアルファベット順から漢字の画数順に変わったものだから、まねをするつもりのブッシュより先になり、「立つべきかどうか」で逡巡。それでなくても決断の遅いのがこの御仁の身上。仕方なくせいぜい、扇子を振って、ごまかしたセンスのなさが仇となり・・。
そして、決断が遅いといえば、国会を開くのか開かないのか?景気対策を優先するのか、新テロ対策法案を再決議するのが先か?はたまた解散の時期など、いまだに暗中模索。ことごとく自分ひとりでは決められないでいる。
そこに、つけ込んだのが公明党の太田代表。自党に有利なように臨時国会の開会時期は9月末でしかも出来るだけ短い期間。そして、選挙に有利な1兆円規模の”ばら撒き”大型補正予算を組んで「年末・年明け解散」をもくろんでいる。が、御仁にとって、日米同盟は自民党政権の党是だけに簡単にあきらめられない。それに、ばら撒き予算も「多々ますます弁ず」はわかっていても、これ以上、赤字国債の増発は出来るだけ避けたいのが本音、などなど頭の痛いところである。
でも、出てくる経済数値はマイナス情報ばっか。曰く、今年第二四半期の経済成長率が昨年同期に比べ、-2.4%景気後退。しかも、6月の経常収支の黒字が昨年同期の67.4%減の4939億円となり、4ヶ月連続で黒字幅が縮小。つまり、このところの急激な原油高と原材料・穀物高で輸入が増え、一方、米・中の景気後退のあおりを受けて輸出が伸び悩んでいる。もちろん、この影響で企業業績は悪化、国民も物価高で購買力は下がる一方。まさに内も外も不景気の嵐が吹いているのだ。
こんなあんなで御仁の頭はぐるぐるぐる。ますます、どうしていいかわからない始末。それでも万一、近間に選挙となれば、こんな支持率では自民大幅議席減は避けられない。しかも、公明党の選挙協力なくしては当選のおぼつかない議員がうじゃうじゃ。それも、大物議員に多いと来る。従って、ますます、公明党の言いなりにならざるを得ず、余計、公明党の太田代表がかさにかかって攻め立てるのだろう。
もう、御仁の能力では限界。特にリアルタイムに対策が必要な経済政策には、まったく優柔不断な彼の性格では無理。それに、どうせ、選挙対策用にばら撒き補正予算を考えてもせこいだけと「ゲンダイネット」にいわれるだけ。すなわち、同紙は『たった一兆円だって・・セコ過ぎる福田景気対策』と、GDP500兆円に対し、たったの0.2%では焼け石に水だというのだ。そして、せめて、GDPの1%、5兆円は財政出動が必要で50兆円といわれる埋蔵金を使えば、と提言している。ただし、原油高だといって、特定業界に垂れ流しては駄目で減税をやりなさいと言うのだ(http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_f_ministry__20080817_2/story/17gendainet02037999/)。
やっぱ、政治家や官僚に経済を任せていてもこんな発想は浮かばないだろう。ましてや、口先だけで「安心」だとか「国民の目線で」を連発するだけの総理ではこの国の舵取りはもはや無理。もっと言えば、この御仁、政治家になったのがそもそもの間違い。それこそ、せいぜい、油問屋の役員に納まっていればよかったのだ。それが、不幸にも(?)、日本の悪しき慣行の地盤、看板、かばんが揃っていたせいで、もっとも不適当な政治家に納まってしまった。だからこそ、決断が下せず、何がしたいのか日本の方向性も決められない。
だからこそ、これにつけ込む輩が次から次と出現・・、曰く、森喜朗は「後継者は麻生氏が最適」とか、古賀氏は「補正予算は1兆円といわず数兆円規模で」といい。山拓まで「新テロ対策法案が不成立なら内閣総辞職」ともう、勝手気ままに放言する。きっと、この御仁、余計に頭ぐるぐるになって、今に政権放り出すのでは(?)・・。そして、私もジュンちゃんのように、毎日、暢気に遊びたいというのでは・・・。
ホント、「改革だ改革だ」と言って熟慮せずにぽんぽん決断してむちゃくちゃにしたジュンイチローも困りものだったが、何もしないで逡巡ばっかしている御仁もお邪魔虫。もうそろそろ政権交代しては如何!?・・。
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