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石破茂氏が自身のブログに、造反した16人のことを「何の努力もせず、有権者と直接向き合うこともせず、ただ時の党の実力者によって名簿に登載されただけの人たちなのだとすれば、同じ衆院議員であることは絶対におかしい」と批判。
さらには、「こんなバカげた議員が出てくるのも小選挙区比例制度に原因があり、それを制定した細川政権の責任である」とも言う。
尤も、石破センセイもこの制度推進に関わったお一人のようであるが、そこはちゃっかり、
「こんな過ちが起こらないよう対案を提言したが細川総理はじめ、誰にもまともに聞いてはもらえませんでした」と言い訳を用意しているのだが・・(http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/)。
ともあれ、文中の、「時の党の実力者」が小沢一郎氏をさすのは言うまでもなく、細川政権時代といえば、小沢氏が影でコントロールしていたから、早い話、あれもこれも責任は彼にあると暗示しているようなものである。
ただ、マッシーパパの調べた処では、この小選挙区制導入は元々、政権党の自民党が暖めてきた法案。
むしろ、当時の野党である社公民は衆院から国会議員がいなくなると反対しており、細川連立政権になってからも双方の妥協を探ったが、結果として、自民党案を丸呑みして制定されている(wikipedia)。
従って、石破先生のはただの言い訳。早い話、小物過ぎて当時の自民のお歴々の中では発言力がなかったというだけの話では。
ま~、それはともかくも、こんなバカなセンセイが小選挙区比例制度によって生まれたのは間違いないが、どちらかといえば、同時に制定された政治資金規正法の一部改正と政党助成法の導入の方がもっと深刻な問題であろう。
本来なら、政治腐敗を防止するために政治資金規正法が定められたのであるから、厳しく企業・団体からの寄付行為を禁ずるべきであった。
それを政党(政党支部)や政治資金団体、資金管理団体(1999年禁止)に限り、可とするとし、誤って記載しても修正すればいいだの、秘書が不正を働いても議員は連座しない、等々、抜け穴だらけのザル法にしたのである。
又、政党助成金も企業・団体から貰わない代わりに税金で賄うという都合のいい法律を制定したのは、誰あろう小沢親分である。
だからこそ、今裁判になっている小沢秘書の4億円の政治資金不記載問題も、元はといえば、この一連の政治改革4法案に原点があるといえるだ。
さらにいえば、その4億円の原資も検察が追っかけ、立証できなかったといわれる水谷建設の献金1億円ではなく、共産党の主張するように不正蓄財。つまり、
「小沢氏が新政党、自由党と次々解党した際に、政党助成金の残余23億円を懐にし、民主党幹事長時代にも23億円の組織対策費などを流用、ほかにももろもろをあわせると実に83億円が不正蓄財されている」ものを宛てたとするほうがむしろ合理的に説明できるのである。
もう、何がいいたいかわかりますよね。
彼小沢氏は企業・団体からの不正献金を合法的(?)に私するために(政治資金規正法を)単なる形式犯の軽い罰則にしつらえ、
無理やり赤子も含め国民1人当たり250円を負担(国税)させた政党助成金を解党のドサクサにまぎれ自らの資金管理団体にプールする。
そして、それが秘書の寮を建てる土地代に化けたり、昨年暴露された小沢系の89候補の軍資金に費やされたのである。
事ほど左様に、見事なシステムになっており、そのシステムが完璧に作動するように、法律まで整備されているのである。
まさに、「小沢の政治とカネ」の仕組みだが、決して、こんなシステムで生まれてくる政治家にろくなものがいるはずはない。
その典型が造反した子飼いの16人であり、次々、親分に操をささげて、党内抗争に血道をあげるチルドレンたちであろう。
ともあれ、こんな小沢システムが存在するかぎり、日本の政治は絶対、よくならないことだけはまちがいないだろう!・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪