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震災当日、関西出張中の東電社長を帰京させるため自衛隊機を飛ばしたが、なぜか防衛省の指示でUターンさせられていたことが判明。
そして、このことが結果的に東電の初動対応の遅れになったのではないかと、マスコミの追及対象になっているという。
どうやら、ことの真相は東電側の窓口になった経済産業省と要請を受けた防衛省部局との間に意思疎通が図れていなかったのが原因とか。
そのため、北沢防衛相に正確な報告があがらず、被災地救援を優先した大臣が却下、その命令が改めて現場に下達されて、東電社長を足止めしたという次第・・。
さて、この事件、マスコミの軸足は「離陸した輸送機をUターンさせるロスを考えれば、そのまま飛行させるべきだった」と、防衛省批判の方に向いているようであるが、果たしてそうだろうか?
①まず、一番の問題は枝野官房長管が25日の記者会見で疑問を呈した、
「名古屋−東京間は車を飛ばしても走れる状況だ。 なぜ、自衛隊に頼んだのか」「防衛相の決裁を受けずになぜ (自衛隊機が)飛び立ったのか」であろう。
ー言うまでもないが、自衛隊機は国の防衛のためにあるので、決して民間人のタクシー代わりに使うものでない。だからこそ、内規に反するものは大臣の許可が必要だというのである。
②むしろ、議論すべきことは自衛隊の「綱紀の緩み」の方であろう。
このことで思い出すのはかって、防衛オタクの石破氏が防衛長官だったみぎり、戦闘機をハイヤー代わりに公私混同したことがあったが、いまだにその風習が続いているのであれば大問題。 枝野氏ならずとも、なぜと問いたいところである。
③ただし、大臣命令の出た後の判断はヨシである。決してマスコミの言うように、「そのまま戻らずに云々」は詭弁。
軍隊にとって、階級と命令は命、これが守られないようになればもはや組織は死んだも同然。
従って、あえて問題とするならば、「大臣命令」が正しかったかどうかである。
④尤も、これも枝野氏が言うように、車で十分であるし、それに聞くところによれば、要請があったのは名古屋からで、夜の9時。深夜をぶっとばせばその日のうちに帰れる距離である。
⑤しかも、解せないのは、なぜ要請が「夜の9時」だったのかである。
ー確か、大震災の発生時刻は14時46分、震源地は東北・三陸沖ということより、一番に考えられることは「大津波、福島第一発電所の安否」のはず。
となれば、何をおいても直ちに全ての予定をキャンセルして大至急帰京するのがトップのすべき危機管理のイロハでないだろうか?
⑥それをなんと、この御仁、「産経」によると、
「奈良市の平城宮跡も視察した。東電によると清水社長は午後3時ごろ、帰京すると伝えてきたが、東京に向かう高速道路が通行止めとなり、奈良から名古屋まで電車で移動。名古屋空港から東電グループの民間ヘリで帰京しようとした。だが、航空法の規定でヘリは午後7時以降は飛行できなかった」と、何とも怪しいいい訳をしている。
ーつまり、なんで名古屋空港からヘリなのかである。一時でも早く帰京するつもりなら、大阪から「ヘリ」が最良の方法。
しかも奈良から大阪まで高速を使えば1時間と一寸。無理言って、パトカーの先導でもつければもっと短縮できたはず。
それを何、「東電グループのある名古屋空港へ」、誰がそんな下手ないい訳を信じる?
結局、初めから、「震災には自衛隊」ありきで、他に何も考えていませんでしたということじゃん。
何しろ、この企業、本当のことは隠すのが信条のようであるから、ひょっとして、真相は平城宮で長居し過ぎた!?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪