マッシーパパの遠吠え

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拉致問題、結果でてから自慢して~!?

2008-08-13 20:27:25 | Weblog

2ヶ月ぶりに開かれた日朝実務者協議で、「北」は秋までに拉致再調査結果をまとめる。一方、日本は北の調査開始と同時に6月の前回に約束した3つの経済制裁解除のうち、「人的往来」と「航空チャーター便乗り入れ」を許可する。

そして、この合意事項に政府は「過去2回の調査と異なり進捗過程でチェックを入れる仕組みがあるなど、かなりの部分で日本の意見が受け入れられた」と自賛。高村外相にいたっては「合意しないより合意したほうがいい。前進だろう」と胸を張った(?)とか。

よく言うよ、どこが「前進」なの? 「前進」とは広辞苑で「よい方向に進むこと」とある。ひょっとして、外相の言う「前進」とは、①結果報告に期限を明記させたこと ②調査経過の通報 ③拉致被害者に加え特定失踪者も対象となったこと等々をさしているのだろうか。もしそうなら、その仕組みの具体的な方法については一切つめられていないのだよ。おまけに①委員会のメンバーは正日が選ぶし、②日本の官憲の関与も出来ない ③しかも、シンゾー内閣の決めた拉致三原則(『9ヶ月ぶりの日朝協議、大山鳴動して鼠一匹(6/13)』参照)の「拉致事件の真相究明」と「実行犯の引渡し」になんら触れられていないのだ。

それも、今回の協議開催日からして、「北」の意のままに、米国の「テロ支国家援指定解除」の発行予定日に合わされている。又、前回に日本政府が早まって「行動対行動」を声高に言ったものだから、約束不履行まで責められた。そして、その負い目から、日本に不利な、成果の見えぬのに制裁措置を解除せざるを得なくなった等々、完全に「北」のペースである。従って、いつもの例で、どうせ誠実に再々調査に応じるわけないだろうって・・。

ま~、日本人のすぐに人を信頼するお人よしの性格か?あるいは、頼みごとを期待するときにする「先渡し謝礼」と言う日本流儀のせいか?、結果がわからなくても「礼物」を渡せばよきに計らってもらえるとでも思っているのだろう。ともあれ、おめでたさもいいところだ。いや、所詮外交三流の国だけにこれが精一杯の成果かも。そして、御仁も「せいぜい、頑張ってくれました」とでもほめているのだろう!?・・。

処で、最近の風潮に、「対北朝鮮、今こそ対話に動くとき」という流れが醸成されつつあるようだ。融和派の主張する論法だが、その根拠をシンゾー君の「圧力ばっかで何も進展できなかった」に置き、拉致被害者家族会の意見ばかり聞くからだと批判する。

その先鋭が家族会幹部を追われた蓮池透(兄)だが、彼は「日本政府に確たる戦略がない」とし、「家族会には一寸黙っていてもらう気概が必要」だと雑誌に私見を述べている。もちろん、家族会からは総すかん・・。このほかにも山拓に加藤先生(「加藤絋一は日本の国会議員?それとも正日の忠実な僕(7/12)」)など、もう、「北」のためなら国を売ってもいいという御仁たちで、口にするのは「対話、対話」・・。

果たして、対話が通ずる国か? もういい加減、馬鹿でないなら、学習したらどうだろうか。正日自らがジュンイチローの要請にこたえて再調査を約束してもですぞ、出てきたのは偽遺骨と偽カルテ。今度も、何を用意しているのか、それはそれで見ものではあるけど・・。

だからこそ、家族会も世論も、こんな結果に満足するどころか怒りをぶちまけているのだ。それを政府・お役人は、「透」流に「黙っていてね」と、無理に知らんぷり。そすて、今からどこで幕引きするか思案しているだけの不甲斐ない外交さわね。

ま~、何度も言うようだが、外交は強いカードを握っっているほうが勝ち。先に出しては勝つものも勝てないのが道理。それに、日本は「北」を相手にするよりは、米国や中国を味方に取り込む努力をもっとすべきである。つまり、生きた金を使わずして、ただばら撒くだけの外交なら、外交官は要りませんって!・・。♪

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