マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

米国の竹島表記変更で八つ当たりする韓国人!?

2008-07-30 11:36:57 | Weblog
米政府機関の地名委員会(BGN)が竹島の領有権を「主権未確定」と変更したことに韓国中が大騒ぎ。すなわち、竹島は韓国でも日本の領土でもないと釘をさされたのだ。これにはよほどショックを受けたか、やれ、駐米・韓国大使の問責検討だとか、いや、5、6日に来韓するブッシュ大統領との首脳会談で言及すべきだと喧々諤々である。だが、一方では「決定してからではいまさら遅い。あの駐韓大使を務めたこともある知韓派のヒルに頼んでも無理だ」とあきらめムードも。そして、「韓日問題に対し、米国に無理強いすればかえってまずい」と本音もちらり。挙句は『無防備な韓国外交、日本のロビー活動着々(「朝鮮日報」)』と題し、日本政府の外交戦術を羨ましがっている。つまり、外務省条約局に優秀なキャリアを集め竹島を執拗に紛争地域にする。そして一方で、米国の「慰安婦決議」以降、ロビー活動を強化してきたからこの結果になったのだと言いたいのだ(http://www.chosunonline.com/article/20080729000018)。

ま~、ここまで高められれば外務省キャリアも「しりこそばゆい」のでは。決して、そんな力はありませんって。むしろ、「竹島」が正真正銘韓国領なら、でんと構えておれるはず。ところが真実は、韓国人でも知識人なら、「李承晩がドサクサに紛れて強奪した」ことを知っている。だからこそ、いまさらいくら探しても韓国を利するものは出てこないのだ。そればかりか、逆に日本に有利な証拠ばかり揃う。そこで今回も、「同じ紛争地域なのに尖閣諸島は中国の”釣魚島”の名前すらでてこない。また、千島列島はロシアの実効支配を認めロシア領と表記している」と詭弁を弄して、BGNに八つ当たりしているのだ。

ともあれ、この竹島問題では韓国は日本が何かいえば、過剰に反応し、騒ぐしか方法がないのだ。となれば、アメリカだっていい加減、「ウンザリ」する。それに、韓国が頼みにするヒルさんも米国国務省のお役人。ならば、アメリカにも日本占領中に集めた資料で「竹島は日本領土」と納得済み。ただ、巻き込まれたくないから、「当事者で話し合いなさい」と中立を決めているだけなのだ。それに、つい先日まで、反米政権のノ・ムヒョンに振り回されてきたのだから、ことさら韓国に借りはない。

むしろ、日韓でもめているときに出してきたのも、うがって見れば、「拉致問題」を見殺しにし、8月11日に発効する「テロ支援国家指定解除」の日本人向けガス抜きに使ったのだわ(?)。つまり、こういうことを(日本のことわざで)、「身から出た錆」というのでは・・。

処で、この問題に出口が見えず、ますます、韓国の神経を苛立たせているようだが、よりによって、とうとう竹島近海で、「防衛訓練」を7月下旬と11月に実施するそうだ。そして韓国自慢の最新鋭戦闘機F-15Kを持ち出してデモンストレーションをするという(http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1216647908/l50)。日本の領土近くでですぞ。世が世なら、戦争になりかねない極めて危険な挑発行為である。だからか、韓国マスコミもそれがわかるゆえ、万一日韓戦争になったときの勝敗の行方が気にかかるのだろう。

曰く、「朝鮮日報」は『独島:韓日もし戦わば』と特集を組み、「半日もかからず独島は奪われる」と心配する。そして、その根拠として「韓国の海軍力は日本の30%レベル」「韓日のイージス艦、韓国は1対6で劣勢」且つ、韓国頼みの空軍機KF16も5分しか戦闘できず」と白旗をあげている(http://www.chosunonline.com/article/20080727000007)http://www.chosunonline.com/article/20080727000009。

ま~、そこまでわかっていて、なぜ、挑発行動をするの? 韓国民へのガス抜き?それとも、どうせ何を挑発しても日本は何もようしないからって」・・。う~ん、そこんところは当たっているが、それなら優秀な「外務省キャリア」の外交力はどうなるの!?・・。♪

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堀江被告、塀の中に戻れば太ると、即金で保釈金払い!

2008-07-30 11:36:13 | Weblog
去る25日に高裁で実刑判決を受けたばかりというのに早、堀江被告が6億円で、再保釈を認められたという。どうやら、判決により収監される可能性があったので早手回しに弁護側が請求していたからとか。そして、堀江氏も即金で追加の1億円を払い込んだという。

1審敗訴で2億円を積み増し、2審敗訴で今また、1億円を右から左に動かせるというのはやっぱ、ヒルズ族のすごさ(?)。そういえば、あの被告仲間の村上世彰も保釈金5億円を払った上、1審敗訴で積み増しの2億円を即金で払ったと聞く。なるほど、あぶく銭で稼いだ堀江の私財、170億円、村上の私財200億円に比べたら1億、2億は「ちっちゃいちっちゃい」というのかも?・・。

処で、この保釈金だが、どうやら、裁判が終われば、実刑の有無にかかわらず返還されるそうだ。ただし無利子で・・。つまり法的には、保釈金とは「裁判への出頭を確実にするための担保」として人質にとっておくものだとか。従って、出頭せず、「逃亡」しない限り還付することになっているのだ。ただし、誰でも「保釈」されるのかというとさにあらず、被告が、「無罪」を主張する場合、許可されない例が多いようだ。

尚、刑事訴訟法89条には、①死刑、無期又は法定刑の下限が1年以上の罪を犯した場合 ②証拠隠滅の恐れがある場合 ③被害者や証人に危害を加える恐れのある場合など、許可されないと規定している。だから、堀江被告の保釈には検察が ②の理由をもって執拗に反対。結局、裁判所はライブドア事件で導入した「公判前整理手続」制度で証拠隠滅の恐れはなくなったと判断、収監94日ぶりに保釈を認めたのだ。一方、村上被告は素直に罪を認めたから逮捕後22日で保釈している(尤も公判で起訴事実を一転全面否認しているけど)。

ついでに言うと、保釈金の金額だが、目的が確実に裁判に出頭させる担保だけに、罪の軽重と、関係なく、「没収されたら困ると思う程度の本人の財力に応じて決められる」といわれている。それでも、イトマン事件の許永中のように、6億円没収されても逃げ回っていたっけ。それにさっきも言ったように、ヒルズ族の私産何百億円のうちの数億円では「困るな」とも思えない金額だと思うのだけんど・・。

では、ちなみに、お金をあまり持っていない人はどうなるのか。Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%87%88)には「150-300万円」が全体の7割弱だと記している。えっ、その金もなければどうするって?、うーん、やっぱ、拘置所におとなしく入って貰うしかないのだろう!・・。

尚、参考までに、これまでの高額保釈金ランキングを掲載するけど、どれくらい記憶に残っているかな~・・。

①牛肉偽装事件の浅田満の20億円(04.4) ②資産隠し事件の末野興産社長の15億円(95.6) ③脱税事件の元地産会長の15億円(91.6) ④銃刀法違反の山口組幹部滝沢被告の12億円(01.7) ⑤同6代目組長篠田建市の10億円(98.6) ⑥茨城カントリークラブ事件の水野健の10億円(92.3) ⑦仕手集団「光進」の小谷代表の8億円(91.3) ⑧東洋信金事件の尾上縫の7億円(91.8) ⑨イトマン事件の許永中の6億円(同)⑩村上世彰の5億円(06.6) ⑪堀江貴分の3億円(06.1) ⑫武富士盗聴事件の武井の3億円(03.12) ⑬金丸信の巨額脱税事件の3億円(93.3) ⑭ホテルニュージャパンの横井英樹の2億5千万円(82.11) ⑮ロッキード事件(76.7)の田中角栄とリクルート事件(88.10)の江副浩正の各2億円などなど(註:カッコ内は逮捕の年・月)・・。♪

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橋下知事VS東国原知事 「どちらが知事にふさわしいか」

2008-07-30 11:34:34 | Weblog
今朝の「スポニチ」に『橋下おこし即完売 ”やらせPR”効果てきめん!』と見出しがデカデカと躍っている。早い話、先日の「肖像権騒動」はなにわ銘菓・岩おこしの発売宣伝のために仕組んだ、橋下知事と池田市との出来レースだったというのだ。これって、あの東国原知事がヤラセで憤慨したという彼の元秘書・吉川氏の書いた暴露本問題とまったく同じ手やん。ホント、タレント知事のマスコミを利用する手練手管のすごいこと。

ところで、東国原知事の方はそろそろ宮崎の「セールスマン物語」も飽きられてきたのか、それとも本人の地が出たのか又ぞろ「ゲンダイネット」の標的に・・。曰く、『東国原知事有料講演会でぼろ儲け』と題し、「他府県まで出かけて行って、下ネタで稼いでいるがそんな暇があるなら地元の有権者と向き合う時間を持ったらどうか」と皮肉られているのだ。一方、橋下知事はというと、就任後積極的に「大阪維新プログラム」に取り組み、破綻寸前の財政再建に大鉈を振っているのが評価されだした。たとえば、「産経」の世論調査でも職員や府会議員の人件費と各種助成金のカットに、一部反対する人はあるものの75%が支持。それも前回調査を10ポイント上回っているという(http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080419/lcl0804192004001-n1.htm)。

すなわち、就任直後にあった「タレント知事、目立ちたがり、壊しや」との批判が消え、「信念の人、強い意志とリーダーシップに長けた人」と評価が一転したようなのだ。そこで、独断と偏見だが、マッシーパパが両知事を採点して見ることにした。

まず、①人気度だが、選挙時は橋下の全得票数/総投票数が53.5%と東国原の44.4%を凌駕する。が、現在は東国原が知事歴に一日の長があるだけに、地元での人気は90%と、(橋下の)75%を大きく引き離す。

②次に県政の実力だが、議会対策はともに有権者の圧倒的人気を背にしているので比較的うまくいっており互角。ただ政策面では、実質公債費比費(18%以上で起債にあたり許可が必要)が15.6%の大阪は宮崎の12.2%に比べ厳しい舵取りが必要。だからこそ、果断に取り組む橋下の評価が上がっているのだろう。それに比し、第三次産業の従事者が日本一多いだけに、宮崎産品を外にPRして来るだけで勤まる(?)知事と大違い。ここは圧倒的に橋下に軍パイが上がるのでは・・。

最後に、③政治家としての資質(適正)だが、橋下は目標を慎太郎知事に置くほど向上心が強い。それに、自民党本部を訪れても、臆することなく、「国家公務員の給与を下げるぐらいしなければ」と具申する根性も持つ。これに対し、東国原はせいぜい、国会でマンゴウをセールスするのが関の山(?)。いや失礼しました。そういえば、福田政権のかばん持ちをして「ガソリン租税特別」の成立を後押ししていましたっけ。まー、いずれにしても弁護士上がりと根っからの下ネタタレントでは、この勝負は比較にならないだろう・・。

では、総合点で橋下知事の方が圧勝かということになるが、マッシーパパの目から見れば、それも一寸疑問の付くところ。というのは確かに、ただ暇をもてあまして、TVや講演に稼ぎまくっている「東国原」より優れていることは認められる。が、大阪府知事としてはまだまだ、合格点を挙げるわけに行かないのだ。つまり、本当に優れた知事であるか、政治家であるかは財政再建を成就して後の評価になるからだ。しかも今、75点の評価を取っているからといって、「削減」をただ図っただけ。つまり削減するだけでは再建したことにならない道理なのだ。

マッシーパパでさえ、ささやかだが、勤務時代に累積赤字子会社の再建チームに所属したことがある。その経験からも1、2年なら緊縮予算は持つが、収入が図られない限りいずれ頓挫する。つまり、橋下府政にはその収入増の絵図が指し示されていないことが懸念されるのだ。

そして、今ひとつは職員給与平均10%カットに対し、府会議員がたったの15%。そして、ご自身は熊本県知事が就任と同時に「月給100万円カットで、一般職員平均の24万円にする」を聞き、「思い切ったことをしましたね。僕には出来ません」と答えたそうだ。これでは部下がついてくるだろうか。

民間ならすでに倒産するほどの財政破綻で、社長がぬくぬく給与をむさぼっておいて、どうして社員がやる気を出せるでしょうか。それに、もともとこんな赤字財政にしてきたのは歴代の知事とそれを後押ししてきた府会議員ですぞ。それを職員並でお茶を濁すなど、もってのほか。政治家の風上に置けない姑息な行為だ。こんな調子ではたとえ、橋下知事の議会対策がうまく言っても、財政改革はうまくいきませんってこと。だからこそ、マッシーパパは疑問を呈したのである。まー、大阪がどのように変身していくか、キムタク総理同様にその「CHANGE」ぶりを見て行きたいものだ・・。♪

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「檄(げき)を飛ばす」と元気のない者まで活気付くの!?

2008-07-30 11:33:37 | Weblog
毎年恒例の文化庁の「国語に関する世論調査(H19年度)」が公表され、慣用句の意味を取り違えて使う人の多いことが分かったようだ。例えば、「檄を飛ばす」を本来の「自分の考えを広く知らせて同意を求める(19.3%)」のでなく、「刺激を与えて活気付ける(72.9%)」と誤用。又、「憮然(ぶぜん)とする」も「失望してぼんやりする様子(17.1%)」が「腹を立てる(70.8%)」になるなどである。尚、この他にも「さわり」が、「話の要点(35.1%)」より誤用の「最初の部分(55%)」の方が多く、「煮詰まる」も「議論が出尽くした末に結論が出る(56.7%)」のに、「出せない(37.3%)」になったりする。そして、「琴線に触れる」も「感動や共鳴を与えること(37.8%)」が「怒りを買う(35.6%)」に誤用されているとか(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080725ddm012040011000c.html)。

尤も、マッシーパパも偉そうにいえず、「憮然」をこの年まで「腹を立てている」と勘違いしていた。因みにこの調査でも、10代の正答率が36.3%に対し、以外にも60歳以上のそれは15.3%と低く、一寸した謎になっている。

ま~、これに似た例は昨年調査の「流れに棹さす」でも、正答の「傾向に乗って、勢いを増す(17.5%)」より誤用の「傾向に逆らって、勢いを失わす(62.2%)」が年齢に関係なく多かったものだ。恐らく、それは夏目漱石の有名な「草枕」の名文句『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される・・』と混同、「逆らって」しまったと思われる。又、「憮然」も、「鎮撫(鎮めなだめる)」を連想させ「ぶ」を「怒り」と理解したのかも。

そして、「檄を飛ばす」も野球放送で良く、アナウンサーが、「ダックアウトから監督が檄を飛ばしています・・」と言うので影響。「琴線に触れる」もことわざの「逆鱗(龍のあごの下のうろこ)に触れる」と混同したものと思われる。

つまり、元々、「2語以上が結合し新しい意味を表す」のが慣用句だけに、組み合わせを間違うととんでもない意味になってしまったということかも。マッシーパパもブログを綴っているだけに読者に誤用が伝染しないよう、心してかかるようにしたいものだ・・。

処で、今年の調査でもう一つ注目すべきは「外来語」の理解度調査である。どうやら、5年前の調査より「コラボレーション」や「インフラ」「ウエブサイト」「ログイン」などは大幅に理解力が上昇したと言う。一方、「エンフォースメント(法執行)」「コンソーシアム(共同企業体)」「メセナ(企業などの文化擁護活動)」などは、聞いたことはあっても意味がわからないという意見が多かったとか。そして、「日常聞く言葉にカタカナ語が多い」と答える人が86.1%、それを「好ましくない」と答える人(39.8%)も「好ましい(14.5%)」と感じる人の2.7倍だったとか・・。

マッシーパパはこれが気に入らないのである。専門家の専門語使いならいざ知らず、れっきとした日本語があるのにわざわざ「エンパワーメント(権限付与)」と言ったり「バックオフィス(事務管理部門)」と言いなおす(?)無神経さ。特にお役人の文章に多いと思うけど、傑作なのは秘書官の作った「所信表明(06.9.29)」を丸読みしたシンゾー君、109箇所もカタカナ語を乱発して笑われたのも記憶に新しい。いや、かって、ジュンイチローも経済財政諮問会議で「カタカナ語」の連発に辟易し、「英語の直訳では国民は参加できない」と苦情をいったとか言わぬとか・・。彼の構造改革を以ってしてもお役人のカタカナ語は追放できなかったようだ・・。

ともあれ、役所のカタカナ好きの原因はどうせ、制度も法律も外国の物まねにある。従って、頭を使って翻訳するより、そのまま使って、「外国語を駆使できる」と誇示したいのだろうて・・。それとも、日本語だと中途半端な文章にすれば、「言語明瞭意味不明」とやじられるから(?)。むしろ、「カタカナ語」で表現を曖昧にぼかす高度のテクニックで逃げるのかも(?)・・。

ま~、いずれにしろ、国民のために奉仕する「公僕」としては落第。だって、国民が理解できない制度や仕組みを作ってもそれは自己満足の世界。何の国益にもならない。だからこそ、国立国語研究所が提案する「外来語の言い換え」提案が頻繁に行われているのだ。

だがそれも不思議なことにこの機関が一番使って欲しくない「公共性の強い場で使われているカタカナ語」なのに、マスメディアも省庁もこれ見よがしにカタカナ語を使っている。ホント、ケッタイな世の中だわね!・・。♪

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ライブドア事件、ホントに裁かれねばならない人たち!?

2008-07-30 11:32:17 | Weblog
ライブドア(LD)事件で証券取引法違反の罪に問われた堀江被告(35)の控訴審判決が25日にでた。

判決は「被告の規範意識は薄弱で反省も伺われない」と懲役2年半の実刑とした一審を支持、弁護側の控訴を棄却した。一方、無罪を主張し、「過去の大型粉飾事件と比べても粉飾額は小さく実刑は重過ぎる」と弁護側は即、上告したという。

因みに、被告の言う「実刑は重過ぎる」とは過去に同じ証取法違反に問われた西武鉄道の堤氏やカネボウの帆足社長の判決を指す。つまり、彼等はいずれも執行猶予付きで実刑を逃れている。いや、日興コーデイアルの粉飾決算に到っては課徴金5億円払っただけで司直の手も伸びずじまい。だからか、彼も「カネボウの粉飾決算額2000億円」「日興の180億円」と比べても「LDの自社株売却益37億円と架空売上15億円」など、「ちっちゃい」とむくれているのだろう。

ならばその違いは那辺にあるのか?多分、これら3件と同列に扱えば、「法律を遵守し、真面目に働く多くの人」に申し開きがたたぬと、怒る国民のガス抜きに利用された可能性もある(?)・・。

ま~、確かに、西武も上場廃止になったが一般株主も少なく、日興はシティのTOBで逆に株価は上昇するなど実質被害はなし。それに比べ、ライブドアはと言うと、被告の偽計・風説の流布(懐かしい言葉ですね)に騙されてライブドア関連株を買い、被害をこうむった個人投資家が20万人。そのうち、裁判に訴えた元株主が3200人、賠償請求総額が200億円を超えるという。一方、堀江被告はこの度の判決の席にも顔を見せず、今も六本木のヒルズに住まい、ゴルフをしたり知人に招かれ都外に宿泊するというリッチな生活ぶり。

勿論、分かっているだけでも上場時の持株放出、いわゆる創業者利益で140億円ゲット。そして今も所有するライブドアホールディングの第2位の大株主として181万株を所有している超セレブ。そら、この判決に「実刑は当然、許せない」と上記株主訴訟の人たちならずとも怒るわな。そして、刑事、民事ともども鉄槌を下して欲しいと誰も願うよね・・。

でも、マッシーパパには未だ、どうもすっきりしない。何がって?ダラダラ続ける裁判かって?

ま~、それは民主主義の代償として諦めるけど・・。実はこの事件の真の被告が裁かれていないことなのだ。つまりこの事件の共犯は小泉改革そのものなのだと言いたいのだ。

実際、逮捕されるまで、被告は「小泉内閣の規制緩和のお陰で非情に商売がしやすくなっています」と言い、当時官房長官だったシンゾー君も「堀江さんの成功は小泉政権の構造改革のたまものです」と誇らしげに語ったものだ。そして、郵政選挙でも彼を刺客の一人に担ぎ出し、武部氏が「弟です。息子です」と褒めちぎり、竹中氏は選挙区まで駆けつけて「私と一緒に小泉改革に邁進しよう」と煽ったのですよ。その何もかもが彼をして、過信、暴走へと走らせてしまったのではないだろうか。それを、逮捕された途端、ジュンイチローもシンゾー君、武部、竹中氏も揃って、「私は知らない」と、逃げていく。その、共犯の罪を裁判で明らかにしないと本当に裁かれたことにならないのでは・・。

ともあれ、勝てば官軍と言うが、負けてもこのまま、堀江氏の焼け太りを許すようでは、これまた、いつまでたっても「正義」は国民のものにならないと思うので当然、上告も「棄却」であってほしいものだ・・。♪

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”6億円横領”で「土地改良区」がクローズアップされた!?

2008-07-30 11:31:21 | Weblog
徳島県警は22日、業務上横領容疑で阿南市の土地改良区の女性会計担当(60)を逮捕した。調べに対し容疑者は「長男が高級外車との事故で3300万円で買い取らされた為」と犯行理由を息子のせいにしているという。ま~、捜査能力の高い日本の警察のことだから、こんなウソっぽい話にまさか騙されることはないと思うけど。ともあれ、6億の横領金全ての勘定が合うように徹底して吐かせて欲しいものだ。

それにしても、①4月の茨城県の国民健康保険団体連合会職員が保険料を10億円着服、競艇につぎ込んでいた事件、②7月の1億8000千万円横領して競馬に使ってしまったという東久留米の農協職員などなど。金の管理の杜撰なことには呆れてしまう。そして、この3つの事件に共通なのはいずれも容疑者が「団体」の会計担当であること。しかも本来なら、金の出入りは必ず、複数で扱うか、監査機能をシステム化しておかねばならないのに、「どうぞ、取って下さい」とばかりのほとんど任せっぱなしのノーチェック。阿南の場合など、この事件の一寸前にも元理事長が1億9000万円を不正流用して逮捕されたばかりと言う。それでも学習効果がないというのはよほど、金庫に金がうなっているのか、お金に執着心のない人たちなのだろう。そういえば、必ず、記者会見に出てくる彼らの上司達は慌ててもいないし、責任の意識も薄いように見えたが、マッシーパパの僻目なのか・・。

処で、徳島の事件で一躍クローズアップされたのが”土地改良区”のキーワード。インターネット上で今一番の検索数を誇るのでないかと思うが意外に”ヒット数”が少ない。何でもわかる”Wikipedia”ですら不得要領を得ぬ次第。

そんな中で、丹念に拾い集めてなんとなく分かったことは、「農業に欠かせない用排水施設や農地の整備管理、いわゆる土地改良を目的として設立された農家の組織」だということ。又、この土地改良区は全国に7000あり、関係する農家が300万人、農地が300万ヘクタールに及ぶという。そして、この組織を統括するのが「全国土地改良事業団体連合会」でその親玉が野中広務とか。

もうこのお人の名前が出てきただけで、利権の匂いがプンプンする。即ち、農水省年間予算2兆6927億円のうち、1兆1千億円もの金がこの「農地改良」とかに流れているそうで、自民党参院選の集票マシンのユニットとなっているのだ。だからか、今にして思えば、自民党の古賀選対委員長がいみじくも道路特定財源の一般財源化が急浮上した際、「環境税や福祉、教育、土地改良などと、あらゆる省庁の分捕り合戦の様になっている(http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080517/stt0805172229001-n1.htm)」と、けん制したのを思い出した。勿論、古賀氏は道路族のドンだから、農水族に「とんびに油揚げ」など、絶対許せないのだろう・・。

それはともあれ、考えればおかしな話である。もう何十年も前から国は休耕田をドンドン増やすなど減反政策を取りながら、一方で灌漑用水・穂場整備だ、農道整備だと毎年1兆円もの金を「土地改良」につぎ込む。恐らく、これが農家からも批判の多い、日本の農業の「大型化」「集積農業化」というものだろう。でも、どだい、山間部が多く、段々畑の多い日本で上手くいくわけがない。しかも、アメリカやオーストラリアなど、ヘリコプターでタネも肥料も撒く大規模農業。そんなのとまともに戦うなどまさに、風車に槍で向うドンキホーテの世界だわね!・・。

だからこそ、いつまでたっても食料自給率は上がらず、お百姓さんの所得も増えず。懐が潤うのは農水族の利権と土地改良工事で儲ける土建屋だけ・・。いやそれにもう一つ、土地改良区のユニットども。因みに、この事件を起こした「阿南東部土地改良区」は職員がたったの6人に対し、事業費が160億円だとさ。地方の一ユニットがデスぞ!・・。

ホンマ、この国の政治は常識では理解できない。車の新車販売数が減り、ガソリン代も上がって車の往来が減っているのに、道路を次々作ったり、本土と四国の間にドデカイ橋を3つも作り、挙句、閑古鳥が鳴いてる有様。それでも未だ、地方に公共投資が足らないと騒ぐ東国原知事と族議員達。一度、この事件を真摯に振り返って「補助金」の無駄を反省したら!・・。♪

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年金機構、処分者一律不採用で本当にいいの!?

2008-07-30 11:29:46 | Weblog
政府・自民党は22日、社保庁の後継組織として2010年1月に発足する「日本年金機構」の職員採用に関し、懲戒処分を受けた867人全員を理由の如何に関らず採用しないことで決着したという。どうやら、厚労省の「処分者の有期雇用を認めた上、その働きぶりで正規職員に切り替える」という抜け道案では世論を納得させられないと判断。政府与党で歩み寄った妥協の産物のようだ。

「妥協」とマッシーパパがあえて言ったのは、この決定の裏には、「改革」を印象付けるのに「抜け道」用意ではなんとも拙いとする与党のお家事情。それに、「年金記録の覗き見」では与党が痛い思いをした怨念が残っている。つまり、「こいつらだけは絶対に許せない」と同党議員のガス抜きにしたかったのだろう。一方、その代わり、彼ら処分組を厚労省で面倒見るのは不問にしようと、こちらは役人の顔を立てたのに違いない(?)のだ。

でも考えれば、これは一寸やりすぎでないだろうか? なるほど、この覗き見情報から与党は参院選で思わぬ苦戦をした恨みはわからぬでもない。が、先日、厚労相職員が仕事そっちのけで、ゲームやアダルトサイトを覗いていたのとどこがどう違うのだろうか。又、処分の中には「運転中のスピード違反」など軽微なものもあると聞く。こんな人達が、果たして処分も当然な、保険料の着服者や納付率アップの為に「不正免除」を奨励した人達と同列にして採用基準を決めてよいのだろうか、疑問を覚える。

だからこそ、厚労省は彼らの中から「不当解雇」の訴訟を起こされるのが怖いので、今度は年金機構で不採用になった人全てを厚労省の地方部局での採用や民間への採用斡旋に勤めるという。但し、処分歴に関係なくデスぞ!

となれば、正規雇用者以外に社保庁から移行する別途、有期雇用対象の1400人より、逆に有利になり、なんとも釈然としないことになるのだ。

いやそれよりも、そもそも社保庁解体論の発端となった、「宙に浮いた年金記録」問題や「年金入力ミス」などはこの腐敗した組織でこそ起こりえた問題でなかったのか?それを現在の正規職員13113人の内、10880人を採用し、民間からの採用はたったの1000人と言うのでは、何も変わらないのと等しいのでは。それに何より、こんな年金制度を滅茶苦茶にした元凶は組合幹部とそれを見て見ぬ振りした上司達であろう。彼らについては、政府与党もマスコミも処遇を語ろうとしないけど、彼らこそ一番に、新しい機構から外さないと、何のための改革か意味がないことになるのではないか・・。

むしろ、年金は未だ「完全照合」というとてつもない問題を抱えており、なかんずく、紙台帳8億5000万件の解明作業が待っているのだ。従ってこんないい加減な対応で、お茶を濁してもらっては困るのである。

ホント、いつのころからか、「改革」の掛け声さえ声高に上げていれば、国民を騙せるという風潮になってしまった。今回もこんなお茶濁しに国民は又騙されるのだろうか?マッシーパパはそう思いたくないのだが・・。♪

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手に触れて見る世界初の美術館!?

2008-07-30 11:25:25 | Weblog
一度は行ってみたかった大塚国際美術館は期待に違わずすばらしかった。大鳴海峡のネキに建てられた地下5階、地上3階の延床面積29412㎡は国立新美術館(同47960㎡)に次ぐ日本第2の規模。私立では最大の美術館だとか。

ここの”売り”は世界の名画や壁画が一堂に集められていることだが、それが全てイミテーション。原寸大の複製だという。だからといって、うすっぺらなものでなく、この会社の持つ特殊技術によって精密に再現された美術品だとか。案内人の話では、ものによっては本物より立派(?)だという。

さて、展示物だが先ず最初に案内されたのが①システィーナ礼拝堂の壁画(http://www.o-museum.or.jp/japanese/information/columnT03.html)。正面と天井と左右の上部壁にぎっしりと描かれた壁画をしっかり目に写そうと眺め回していたら、ふらつくは首が痛くなるわでもう大変。レオナルド・ダ・ヴィンチも製作中、「首が痛いの、腰痛だ」と嘆いたそうだが、さもありなんとその苦労を思い知る。次に、②スクロヴェーニ礼拝堂(http://www.o-museum.or.jp/japanese/virtual/01.html)」と③エル・グレコの祭壇衝立復元(http://www.o-museum.or.jp/japanese/information/column02.htmlに案内された。マッシーパパはクリスチャンでないから、「聖書」の名場面もあまり感動を受けない。ただ、美術としてはいずれも超1級品に間違いないだろう。因みに、案内人の話では①の制作費が7億円、③が1億円だという。更にいえば、こちらが所蔵している全作品の95%が著作権ごと買っているのでそっくり再生が可能とか。但し、畳1畳大で600万円とか。その代わり、買ってから2000年持ちますとのこと・・。

さて、マッシーパパのお目当てはと言うと、世界の名画「モナリザ」でもボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」でもない。はたまた、ゴッホの「ひまわり」でもゴヤの「裸のマヤ・着衣のマヤ」でもなし。世界でこの美術館しか所有していないという、「最後の晩餐(http://www.o-museum.or.jp/japanese/information/column01.html)」の修復「前」と「後」の比較展示である。同じ展示室で向かい合うように展示されており、案内人は修復の謂れと修復の結果により判明した事実を語る。即ち、キリストの口が閉まったままと思っていたのが、「ここに裏切り者がいる」と口を少しあけ喋っていることが分かったとか。又、キリストと11人の使徒の顔が全て白いのに、ユダだけが黒い顔をしているのがわかったのも修復の成果だという・・。

そして、でましたよ。ついに、「ダヴィンチ・コード」の解説が・・。そう、あの映画を見た人はご存知のキリストとマグダラのマリアの関係、即ち、キリストの左にいる「ヨハネ」こそマリアだと言い、明らかに様子が女性ぽいと説く。更に、マリアとキリストの位置する間に三角の空間があるがここにダヴィンチは二人の生んだ子供を描いて消した痕跡が見られるというのだ。そのほかにもマリアの横にいるユダが(キリストを売った)その懸賞金を手にしているとか、使徒12人とは別の手が描かれているという興味通津が語られていく・・。

ま~、この絵を見せてもらっただけで、マッシーパパは読売旅行「優雅に大塚国際美術館ツアー(http://www.o-museum.or.jp/japanese/access/01_b.html)」の3150円の入場料と昼食つきで7777円が安いように思われてくるから不思議なものだ。

ともあれ、時間と美術に興味のある人は、是非、一度は尋ねられることをお奨めしたい・・。♪

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