井上芳雄さんクリスマスディナーショー 111219

12/19、20日の２日間、帝国ホテルで行われた井上さんのディナーショーの１日目に行ってきました。
チケットは両日とも完売。毎回激戦です＾＾；




山崎育三郎さんからのお花


浦井くんからのお花



ウェルカムドリンク（会場の外）



座席表

１テーブル10人だったので、50テーブルで１日当たり500人、２日で1000人しか入れない・・・
そりゃチケット激戦のはずですねTT





お料理、美味しかったです＾＾


チョコに書かれたインペリアルホテルの文字が可愛かった＾＾


今ちょっと昔のディナーショーのメニューを引っ張り出して見てみると、
例えばメニューの中に
「パンドエピスのグラスとコンポートプラムとウーロン茶のジュレ　オリエンタルプリンス風」とか、

ドリンクメニューに
「Ｗｈｙ　Ｒｅｄ　Ｗｈｙ」（これはサイゴンの曲「Why　God　Why」をもじったもの＾＾）という名前のカクテルがあって、説明書きに「クリスマスの今宵、貴方のもとに現れた深紅の貴公子　クランベリー風味のカクテル」 などとかいてあったりしたのですが、

さすがに今はもう自らプリンス呼ばわりはしていなくて、メニューも普通な感じです（笑）


セットリスト


上記プラス、アンコールが「二隻の舟」、「マザー」の２曲でした。


オープニングからタキシードでビシッとキメて登場した芳雄くん。
ホテルの人と間違われたそうですｗ

セットリストを見ていただくと、

★古き良き時代コーナー
★ウェストサイドストーリーコーナー
★イタリア語コーナー
★ファントムコーナー
★クリスマスコーナー
★アンコール

こんな感じに分かれています＾＾

ウェストサイドストーリーコーナーがあったのは、
井上さんが、大晦日の東急ジルベスターコンサートの司会をすることになり、また、歌も歌うのですがそれがウェストサイドから歌うので、

「ここで練習させていただきたい」　と言うことでｗ　



ちなみに私は2004年からほぼ毎年大晦日はこの番組でカウントダウンをしているので、
大好きなこの番組に井上さんがご出演だけでなく、司会までしちゃうことがとても嬉しいのであります＾＾

しかも今年の指揮は私の好きな金聖響さん。カウントダウン曲は、私がはじめてこの番組に出会った時と同じくラヴェルの「ボレロ」。
「ボレロ」でのカウントダウンはまさに2004年以来なんですよー＾＾

話はディナーショーに戻りますが、ＷＳＳコーナーでは「マリア」がいちばん好きでした＾＾
今まで井上さんが「マリア」を歌うのは何度か聴く機会がありましたが、この日の「マリア」がいちばん素敵だったと思います。
本番も楽しみ～


そして、ミュージカルから離れて１曲。

私の大好きな 「Nella　Fantasia」を歌ってくれて大感激。
こんな曲です


そしてこのあと、ファントムコーナーでは「仮面」をつけて登場・・！
黒い仮面、カッコよかったです。
“芳雄ファントム”がしっかりイメージできる３曲でしたね。

クリスティーヌ役は、ゲストの桜乃彩音さんとＲＩＲＩＫＡさんがしてくださいました。
ていうか、私、2006年に桜乃彩音さんのリアルクリスティーヌを実際に観ていたことが判明　→　こちら
まさか６年後にこんな形でつながろうとは＾＾　

ウェストサイドも、ファントムもそうですが、たぶん芳雄くんご本人も演じてみたいと思っていて、もちろんファンもそれを望んでいるけど、やっぱりどうしても版権の問題があってできない作品っていっぱいありますよね。
前にも書きましたが、そこが日本のミュージカル界の残念なところだと個人的には思っています。

でも、だからこそミューオタのファンの気持ちがよくわかるこのミューオタのミュージカル俳優さんは、そんなファンのために素敵なクリスマスプレゼントをくださいました。（あ、自分もしたいから一石二鳥か！この俳優にこのファンありｗ）

そしてクリスマスソングを２曲歌って（アレンジ素敵でした）、いよいよアンコール。

本人いわく、ここからが本番　だそうで、どんだけ本番始まるの遅いんだｗｗ



アンコールでは、自分と自分の大切な人を２隻の舟にたとえた中島みゆきさんの「二隻の舟」を歌ってくださいました。

こんな歌詞

これが泣けましたね。
今年は震災があって、井上さんご自身も「自分の仕事っていったい・・」みたいなことを何度も何度も考えられたそうです。
そしてこの１年、振り返ればずっとみんなを励まし続けてきてくれたというか、うまく言えないんですけど、今年、どの作品に出ているときも、いつも彼の心の中には震災のことがありました。
いつも私たちと同じ目の高さでものを見てくださる人なので、さりげないけどいつもタイムリーに「忘れていない」ということも「ひとりじゃない」ということも私たちにメッセージをずっと発信し続けてくださっていたと思います。そしてこの日も。

「二隻の舟」はあちこちから鼻をすする音が聞こえました。


そして最後の曲が「MOTHER」。
本当に大好きな曲なので、心にしみました。

もともと井上さんのファンになったのは、ミュージカルではなくディナーショーがきっかけだったので、
やっぱりこの距離感というか、アットホームな感じとか、とても好きですね。
来年は是非地方にも来ていただけたら嬉しいな＾＾


MOTHER