『僕のいた時間』

2014年のドラマ『僕のいた時間』を見ました。



https://www.fujitv.co.jp/b_hp/bokunoitajikan/




すごくいいドラマでした。
ALSという難病患者と、その家族、恋人、友人などの心情や葛藤が切実かつリアルに描かれていて、
病気は違うけど家族に難病患者を抱えている私には共感する部分が多々あった一方で、
拓人（三浦春馬さん）の生き方、彼女であるメグ（多部未華子さん）の生き方に、ハッと気づかされるところがたくさんありました。


難病患者とその家族の多くに迫られる大きな選択。
その選択が患者の命の長さを変えてしまうことも。
病気の種類とその時の患者の年齢との組み合わせによっても選択肢が変わってくるかもしれません。
（ちなみにうちの場合は悩みに悩んだ末、このドラマでいえば保さん寄りの選択をしています。）


そんな選択の壁に当たり、「生きる覚悟」をした拓人。
今を一生懸命生きる拓人を演じる三浦春馬さんの演技に魂を揺さぶられっぱなしでした。


最終回。
このドラマの終わり方に救われました。
拓人が生きる姿は気高く美しかった。


命を題材にしたこのドラマを、ひとりでも多くの人に見てほしいと思いました。
病人を抱える家族にとってどれほど勇気づけられたことか。
そして、このドラマで考えさせられたことの数々は、人の「老い」にも共通する部分があると思うんです。
今までできていたことが少しずつできなくなっていくこと、介護が必要になること・・
「病気」といえば少し特別に感じるかもしれないけれど、それは「老い」としていずれ誰もが体験することなのかもしれません。




■三浦春馬　追悼動画　「僕のいた時間」春風
https://youtu.be/2bmIZg7u1nk