たけこの部屋

観劇と東方神起が好きです。

Noism07 PLAY2PLAY ~干渉する次元 5/19

2007-05-25 00:13:15 | 観劇
兵庫県立芸術文化センターにて。

Noism(ノイズム)の舞台は、昨年 『NINA~物質化する生け贄』 をTVで観たのが初めて。それまで、ダンスといえばミュージカルの中くらいでしか接してこなかった私にとって、その舞台は衝撃的でした。

私がコンテンポラリー・ダンスを初めて観たのは、数年前のローザンヌ国際バレエ・コンクールのTV放送。
でも、その時の感想は、「正直何が何だかよくわからない」(苦笑)
そんなダンス音痴な私がよくわからないまま感動したのが昨年のNoismなのです。

開演前、カンパニーを率いる金森穣さんが普通にロビーにいてびっくり。オーラが凄かったです

今回の「干渉する次元」は、田根剛さんの空間作りがすごく面白くて。
舞台の中央部分にガラスや鏡がはめ込まれたついたて状のセットがあり、ついたての向こうで起こっていることがシルエットや鏡を通じてしか見えなかったり、観ているこちらの創造力がとてもかきたてられました。舞台上に“ステージシート”なるものがあったのも面白かったです。

三原康裕さんの衣装が面白かったり、トン・タッ・アンさんの音楽がものすごく印象的だったり、何層もの素晴らしい要素が五感を刺激するとても濃厚な舞台だったと思います。

いつもながらダンサーさんのしなやかな肉体とその無駄のない計算しつくされた動きには、つい息を止めて観てしまいます。
私は平原慎太郎さんが好きです。

終演後に質問コーナーがあって、金森さんとダンサーの皆さんが登場。お客さんの感想や質問がとても高度で、そんな解釈があったのか・・!とか、そんなとこまで観てたのか・・!とか、こちらもかなり衝撃。観ている皆さんも凄いですね。

小学生の女の子からの質問で 「私は全然わかりませんでした」 というのがあって、平原さんが 「学校で習うことと違って、これには正解がないからそれでいいんだよ」 みたいなことをおっしゃっていたのがちょっと感動

昨年Noismを観たあとモーリス・ベジャールを観て、「Noismっぽい!!」と思ったのですが、金森穣さんのプロフィールを改めて拝見すると、“モーリス・ベジャールらに師事”と書かれていました
ナットクです!

もう一度観たいのでまたTV放送されるといいなぁ。
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2 コメント

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あかん・・・ ()
2007-05-26 00:04:28
「モーリス・ベジャール」「モーリス・ジャベール」に見えて仕方がない

Noismの舞台、初めて観た時は全くわからなくて、2度目の今回は解りかけたと思ったらまた解らなくなって・・・の繰り返しだった
でも素敵な舞台だったねぇ
返信する
爆! (たけこ)
2007-05-26 00:32:58
>空くん
やっぱり?やっぱりジャベールに見えた?(爆)
あなたは立派な舞台オタです!(私もだが)
今回のNoism、濃かったね!
前回TVで観たときは音楽とか衣装とかはそぎ落とされた印象でダンスがクローズアップされてた気がするんだけど、今回は視覚、聴覚すべてにきたよね。
平原さんの退団はショックだよ・・・
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