師匠の３回忌

　今日は、私の崇拝する元皇學館大学名誉教授・故・鷹尾敏文範士九段の３回忌命日でした。毎日我が家の剣道の間で、正眼の構えのお姿を眺めながら、姿勢を正し、黙想をするのが私の日課。それも今日で２年になります。２年前に偶然にも先生の訃報を知った時、お通夜から帰って、しばらく途方に暮れました。もっといろいろなことを先生から学びたかった。たくさんお話を拝聴したにもかかわらず、断片しか出てこない。ありったけの知識を総動員して、師匠のことを再度確認するべく、いろいろ調べていくうちに、師匠と縁のある剣士の方々のホームページやブログにたどり着きました。あの日だけでも、鷹尾先生のことを書かれたブログが数件見つかり、その中には当然私のブログもヒットしていました。亡くなられて、なお、我々にいろいろなことを思い起こさせる師匠・鷹尾先生。剣道というカテゴリーだけでなく、教師という立場でも強烈な印象を残す方でした。思い出に残る先生というのはたくさんおられますが、私の人生に影響を与えてくださったのはほんの数人。その中の１人が鷹尾先生です。剣道を通して、また、それ以外の場でもたくさんのことを教わりました。先生の教えは我が子や、学校の子どもたちに、いろいろと自分なりの解釈を交えて言い聞かせるように伝えていますが、いずれ自分が、鷹尾先生のように愛される人間になるためには、まだまだ修行が足りませんね…。精進します。「経文緯武」で頑張ります。