夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

親の居ぬ間に

2013-02-25 02:35:22 | 剣道
 今日は、子どもたちの剣道の試合と、娘のピアノの発表会が重なったため、夫婦二人して娘の方に付き添い、長男と次男を剣友会の方々に託して試合に臨ませました。聞くところによると、2人ともかなり遅い時間帯の試合で、娘のピアノの時間帯に間に合いそうにありません。いつもなら、初戦敗退がほとんどの息子たち。試合が終わって間に合えば…、なんて言いたくはありません。仕方がないので、さんざん言い聞かせて、ピアノの発表会に出かけました。
 娘のピアノは5時間にも及ぶ発表会の、ちょうど真ん中。しかも、今年は今までと趣向が違って、最後にみんなで持ち寄った楽器の演奏と合唱で締めくくるという話。始まる数日前から「お父さんも何か音の出るもの持って行ってね!」とついて行く家族の分だけ楽器の調達に余念がない娘。結構長い曲を発表するので、毎日必ずピアノの練習をしていましたが、その成果もあって、今回は演奏ミスをしませんでした。緊張から解き放たれてほっとする娘。2時間半も待っての出番だったので、疲れ果てて、残りの2時間以上を待つ間、ウトウトしていた様子です。何はともあれこちらは安心。しかし、その2時間半後にやってきた最後のアトラクション。「蛙の合唱」をみんなで輪唱したり、持ってきた楽器で合奏したりするのですが、低学年の部の子どもだけ舞台上にあげてくださったのです。蛙のお面を頭にかぶり、カスタネットを叩く娘。しかし、顔つきは暗い。どう見ても喜んでいる顔には見えず、嫌そうに叩いているのが丸わかり。しかも、その後、バックでリズムを取っていたドラムスの先生と交代してドラムを叩く役が待っていた!それも楽しみにしていたはずなのに、やはり顔は暗い。後から聞いた話によると、どうも頭につけていたお面が「恥ずかしかった」らしい。周りに居た子どもたちが幼稚園児や1年生と小さな子ばかりで、娘は3年生ながら一際大きな身体。その図体に蛙のお面は相当嫌だったらしい。感想を聞かれても終始ご機嫌斜めの娘。親としては先生方が一生懸命にやってくれたことや、やりたくて希望していたドラム体験は、一生懸命にやってほしかった。にもかかわらず、公衆の面前で恥ずかしい格好をさせられていることに我慢ができなかったらしい。困った娘だ。本番でなければよほど怒鳴ろうかと思ってしまった。後味の悪い思いで会場を後にし、帰路に就いたのは五時過ぎ。家に着いたらすぐに剣道の稽古時間なのだ。恐らく負けて帰っている息子たちは早くに帰っているはずなので、準備も整い、出かけるばかりか、ひょっとしたら先に出かけているはず。
 そう思って帰ると、まだ着替えもせずに家に居るではないですか!!怒りがこみ上げてくる!!馬鹿者!!!と怒鳴ろうとしたときに、長男から耳を疑う一言が。「ついさっき帰ってきた。あと一歩でベスト16だった!」というのだ。珍しく5回戦まで行ったようなのだ。息子の番号が200番台の終わりだったと聞き、ブロックが4つ以上あったことは想像がつく。そうなると、単純に考えてブロックの準々決勝までは戦えたことになる。初の快挙であった。これも父が居ないことによる緊張感のなさからか?見ていてくださった先生曰く、なかなか良い試合をしていたと褒めていただいた。息子の友達から今流行のLINEとやらで試合の動画が送られてきた。観戦してみると、意外にも嘘でないことが分かる。こんな戦い方が出来るようになったか!と少し嬉しくなった父であった。たまたま父が不在の所へ、神が降りてきたのか?昨日の鷹尾先生の命日で祈り続けたことが現実に起き、先生のご加護があったに違いないと思う私。しかしながら、そんな親の心、子知らずで、「自分の実力!」と生意気にも息巻く長男。次男は残念な結果に終わり、稽古でもさんざんだったけど、いつも引き下がる剣道しかしない長男が、稽古でも前に出て打ち勝つ稽古をしていたことに、ちょっと気分良く稽古を眺めた夜でした。これからの精進と春の弐段試験を期待したいですね。
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