淀川の土手も数ヶ月に一度は刈り取られたが
ウマノスズクサがしぶとく生き延びています。
ウマノスズクサ (ウマノスズクサ科)
和名の由来は、葉の形が馬面に似ており、
実が馬の首にかける鈴に似ていることからきているとか。
ウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハも生き延びているのが嬉しいです。
ジャコウアゲハの雌
ウマノスズクサを食草とするホソオチョウが昨年から見なくなりました
外来種でジャコウアゲハを追い出す勢いだったのです。
梅雨が明けると太陽の日差しがきつくなり
そしていよいよセミの出番ですが
早くも我が家のスダレに蝉が止まっていました。
翌朝まで鳴かずに止まっていましたが
蝉はオスしか鳴かないのですね。
気象庁の予想では近畿の梅雨明けは7月21日頃とか・・・
「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言いますが
柚子の木にナミアゲハ蝶の幼虫(青虫)が沢山くっついています。
葉っぱがなくなりそうなのです。
アップで見るとモスラの幼虫をイメージしてしまいますが、
モスラは蛾の幼虫でしたね。
若い葉を食べ尽くして軸だけが残ってる。
幼虫を探し出すと12匹もいました。
これでは多すぎる!
よく見ると未だ卵が産み付けてあります。
小さな幼虫もいました。
放置して綺麗なアゲハにさせてあげるという選択もありですが。
数個ですが柚子の実が成っていますしね。
ジャコウアゲハは、幼虫の食草となっている
ウマノスズクサの自生が減少してきていることから、
都道府県によっては絶滅危惧種に指定されているそうです。
ジャコウアゲハ
オスの翅は真っ黒なのに対し、
メスの翅は少し薄い茶色
メスに寄ってきたオス
ウマノスズクサ
花を食いあさったウマノスズクサの奥に幼虫が
ジャコウアゲハの幼虫
今年は外来種のホソオチョウが一匹も見かけません。
食性はジャコウアゲハと同じウマノスズクサで、
ジャコウアゲハを追い出す勢いだったのですが・・・
もともと日本にはいない蝶ですから
ジャコウアゲハにとっては幸いです。
昨年までは同じウマノスズクサを食性とする
外来種のホソオチョウの方が多かったですが、
今年はジャコウアゲハの発生が増えたように感じられます。
食草のウマノスズクサはあまり気付きませんが・・・
ウマノスズクサ
ホソオチョウ
土手の外れのランタナの花に飛び交うジャコウアゲハ
早朝の淀川の土手を歩いていると黒い塊が・・・
何と初めて観察するジャコウアゲハの交尾ぺア!
コンデジのマクロで近づいても・・・
離れよとうともしない
左が♂です。