goo blog サービス終了のお知らせ 

世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

北タイの桜:ナーンパヤースアクローン(นางพญาเสือโคร่ง)

2021-01-24 07:38:01 | チェンマイ

今が時期の北タイに咲くヒマラヤ桜、北タイでは“ ナーンパヤースアクローン(นางพญาเสือโคร่ง)”または“サクラムアンタイ(ซากุระ เมืองไทย)”とも呼ばれている。過日、Chiangmai Newsに咲き誇るそれらの写真が掲載されていた。過日、それについて記事にしていたが、Chiangmai Newsには多くの写真が掲載されていた。以下、掲載の写真で、一足早く桜をご賞味いただきたい。但し、ソメイヨシノと異なり、赤味が強いことをお断りしておく。

たしか台湾では1月末頃であったと記憶しているがどーだか、順次北上し沖縄の開花はまじかであろう。

<了>


神庭荒神谷の荒神さん

2021-01-22 06:57:43 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

358本の出雲型銅剣が出土した神庭荒神谷。その奥詰まった処に荒神さんが鎮座しておられる。過日所用の帰途に寄ってみた。先日寒波による積雪の影響であろうか、アプローチ途中の木の枝が多数折れていた。

事前に様子が良く分からなかったので、荒神谷博物館前の駐車場に車を止めたが、上掲写真の博物館別館駐車場が、荒神さんに近く便利である。

ここの荒神さんの祭神は、須佐男命、大地主命、健見名方命とある。何故か知らないが・・・と云うより、不思議の一つであるが、荒神谷遺跡の周囲は建御名方命を祀る神社が多数取り巻いている。とすれば、358本の銅剣は建御名方命の怨念が渦巻いているのか? 周囲の建御名方命を祀る多くの神社は、その怨霊鎮めであろうか? 噺がそれてしまった。

出雲で荒神と云えば御神木に藁蛇が捲かれているが、ここの荒神さんは石塔で、そこに藁蛇が捲かれていた。鬱蒼とした竹林に覆われ、荒神さんが鎮座する処は、ぽっかりと穴が空いたようになっており、それなりの厳粛さをそなえていた。この荒神谷の麓から斐川平野の稲作地帯である。農民の豊作祈願が行われたのである。

<了>


カレン族の陸稲予祝儀礼と唐古鍵出土の鶏頭部土製品

2021-01-20 07:24:31 | 日本文化の源流

以下、大著である『日本民俗文化体系3』掲載の一文である。”カレン族(カレン族は多くの支族があるが、カレン・〇〇族とは記載されていない)は、雨期のはじまるころ種播きのために焼畑をおこなうにあたり、集落と焼畑予定地に通じる道端に、木の小枝と草の茎で、人の背丈よりやや低く、間口と奥行きが40cmほどでハシゴのつく高床式の切妻造りの祭壇(祠であろうが原文通り祭壇としておく)を作り、ニワトリを捧げその血を祭壇の林に塗り、その羽根を抜いて祭壇の床に敷き、つぎには犠牲になったニワトリの体の約半分を祭壇脇の棒柱にのせて神(稲魂・クワンであろう)に供え、のこりの骨付き肉は参加者がみんなで食べる。この様子は、焼畑農耕とニワトリが強く結びついていることがわかる。”・・・と記されている。

今日、北タイの焼畑は煙害(Heiz)の原因として禁じられており、存在しないと思われるが、当該ブロガーが1995年にドイ・メーサロンを訪れた時は見ることができた。

カレン族のそれと似たような予祝儀礼が、我が国の弥生時代にも存在していたであろうと推測している。

佐藤洋一郎氏は『稲のきた道』で以下のように記されている。”日本に最初に渡来したのは、焼畑栽培と熱帯ジャポニカの系統のセットで、それは柳田国男の「海上の道」を伝わって来たのであろうと想像される。それは中國から温帯ジャポニカと水田稲作が渡来するまでの間、西日本の照葉樹林帯に焼畑の陸稲として栽培されていたのであろう。”・・・とある。水稲が先か陸稲が先かとの議論があるとは考えるが、高度な耕作技術を伴わない焼畑・陸稲が先だと考えている。

先に記したカレン族の予祝儀礼は焼畑の陸稲であった。大和の唐子鍵周辺で始まった稲作は水稲であろうと考えるが、カレン族と似たような予祝儀礼が存在したであろうことを想像させる弥生期の土製品が出土している。何故か鶏頭部の土製品(鶏全体ではなく頭部のみ)である。

(唐古鍵遺跡出土鶏頭部土製品 於・唐古鍵ミュージアム)

これが、カレン族と同一のシチュエーションで用いられたとは思われないが、苗代や水田の取水口などに投じる稲作儀礼に用いられたであろうと想像する。

折口信夫氏は、以下のように述べておられる。『播磨国風土記』讃容(佐用)郡条に”イモタマツヒメが鹿をとり伏せて、腹を割き、その血に稲籾を撒いたところ、一夜の間に苗が生えたので、これをとって田植えをした。鹿の血は、土地の精霊の血の意味をもち、土地を母体にして生育する稲を元気つける霊力をもっていると考えられる。”

鹿や家禽の血を苗代田に撒くという習俗儀礼は、弥生時代までさかのぼると春成秀爾氏は指摘している。

やや長文であったが、カレン族と弥生期の倭人に似たような、稲作予祝儀礼が存在したであろうことを記してきた。中国深南部や東南アジア北部の少数民族と倭族は”皆兄弟”であったであろう。

<了>


習近平の謀略

2021-01-19 07:33:35 | 日記

習近平は悪魔であろう。謀略が凄まじい。武漢のウィルス研究所から流出したCVOVID-19ウィルス。当然ことながら中国当局はウィルス研究所からの流出を否定。意識的にばらまかれたCOVID-19ウィルスは、ばらまかれた時点で既に拡散(感染)防止方法は研究しつくされ、ワクチンも開発が終了していたであろう。また治療薬の開発も進んでいたであろうと考えられる。

習近平は、まさにデビルであろう。COVID-19騒ぎを利用して、既に隠密裏で開発したワクチンで、外交攻勢を仕掛けている。東南アジアの一部諸国では靡いているようだ。まさに習近平の思う壺。

中国国家統計局の1月18日発表の2020年のGDPは、実質2.3%の成長で主要国で唯一のプラス成長であったとのこと。まさに習近平の謀略である。この先、何を望むのか?

尖閣は中国の領土となり、南鳥島EEZのレアメタルは中国が先に採掘するであろう。野党の言い分をいつまでも聞いていれば、先述のことは正夢になる。防衛力の強化と包囲網の構築を急ぐ必要あり。

中国に片足や両足を突っ込んでいる日本企業は、撤退の準備を始めたほうが利巧であろう。

<了>


益田本郷・大元神社

2021-01-18 08:40:09 | 石見国

出雲に大元神社は存在せず、在るのは荒神であり、反対に石見に荒神はなく、在るのは大元神であることは、過去に当該ブログで触れた。いずれも蛇神を信仰する点はおなじである。

過日、石見西部を訪れた際、国道9号脇に鎮座する本郷・大元神社を訪れてみた。御神木に藁蛇が捲きつけられているのを見たいがためである。結論からいえば、それを見ることはできなかった。

参拝当日は午後三時から祭礼のようで、氏子さんが準備をしておられた。聞くと祭神は国常立神とのことである。大元神社は国常立命(神)を祀る社も多いが、由緒不明な社も多い。ここ本郷は国常立神のようである。

国常立神は農耕にまつわる土着の豊穣神で龍蛇神の性格を併せ持つ。大元神は荒神と共に村の守護神として信仰されている。多くの場合、御神木に藁蛇を捲きつけた状態で祀られているが、ここ本郷・大元神社で、それをみることはできなかった。

幾つかの境内社があったが、稲荷神社以外は由緒書や案内板がなく、よくわからない。

先にも記したが、当日は祭礼の準備中であった。

場所は国道9号脇で拝殿の階段下が駐車場になっており、参拝には都合が良い。

<了>