昨秋、出雲市多岐町口田儀に鎮座する田伎藝神社の社日塔を訪ねた。旧・出雲国では社日塔を多々見ることができる。
(拝殿)
拝殿の扁額には雷大明神(わきいかづちの神)とある。
(本殿)
この田伎藝神社については良く分からない。出雲国風土記には、在神祇官社としての多伎枳社と、不在神祇官社としての多支々社とがあって、読みも同音、さらに合祀されながら同一境内に存在する。
祭神は、多伎伎比売命 、大加牟須美命、伊邪那岐命のようである。以下、境内の社と社日塔を紹介する。
(多伎支神社)
(金比羅・清武神社)
(大山神社・八重山神社)
(巳乃神)
(社日塔)
巳乃神は蛇神で水の神で五穀豊穣を願う。それは社日さんも同じで、神社が鎮座するのは田儀川流域の開けた谷間で、周囲には田んぼが多い。
<了>