世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

ハノイはこんな処だった

2017-04-26 06:44:33 | ベトナム・ハノイ

ハノイ・ファンには失礼な表現ながら、チェンマイより多少遅れている印象だ。埃っぽさはチェンマイと同じだが。
チェンマイが負けているのは?(優れているのだが・・・)、ハノイの歩道が駐車場になっているのも、そのひとつである。従って歩行者は歩道を歩けず、車道の脇を歩くことになるが、危ないことこのうえない。デンジャラス、アンタライ。さすがにチェンマイと云えども、歩道が駐車場にはなっていない。
交通ルールについても、チェンマイが良い意味で負けている。ここハノイは青信号は青信号、赤信号も青信号だ。赤であろうが突っ込んでくる。危なくて横断歩道といえども注意なしで渡れない。
交通警官もいるが鼻くそをほじっている。しかしチェンマイより優れていることがひとつ。バイクの運転者はほぼ100%ヘルメットを装着していることだ。レクサス、ベンツなんでもあり・・・すごいといえばすごい。

 ここハノイは中国の優等生であろうか?優等生と云えばベトナムの人々には失礼であろう、長らく中国の圧政に苦しめられてきたのだから。
それにしても中国の影響が大きい。文廟(孔子廟のこと)の境内には、勉学に励めよ等々のスローガンが漢字表示である。史跡や歴史ある建物は、漢字表記され門の左右には、当然として漢字の対聯が並ぶ。
過日、国立歴史博物館へ行くと、中国(元)との交戦の遺物が展示されていた。元寇は3次に及んだ、1288年の第3次侵攻の時は、王族の陳興道(チャンフンダオ)が白藤江(バクダンザン)で元軍を大いに破った。写真はその白藤江の川底に突き刺した杭である。陳興道は満潮時元の軍船を上流におびき出し、引き潮に直面した元の軍船は、その杭にによりなすすすべがなかったと・・・云う。何やら日本への元寇のときの様子に似ている。その時の様子は写真掲載しないが大幅の絵画になり展示されている。国威発揚の意味も含め、ベトナムでは有名な場面であろう。
ベトナムでは陳興道は英雄である。ホーチミンになにか繋がる印象がある。

ロングステーのための住居を探す必要がある。4/26に当地に到着し、早速宿舎探しをしたが、あちこちの物件を現地で実見し、決めるのに結局3日間を要した。
自分で探すことは、初めての地であることも含め、非常に難しいので日本出発前にWeb-Siteで抽出した2つの業者を頼ることにしました。1つは日本人経営の不動産屋、2つめはローカル経営の不動産屋だが日本語可能である。いずれの不動産屋の紹介物件は満足できず結局断ることになった。
自分で探すことは難しいと考えていたが、結論は自分の足で探し当てることになった。それはホテル滞在中、近くの高層ビルにあるスーパーマーケットへ行った帰り、同じ建物にApartmentの表示があり、カウンターに行って種々質問するとコンドがハノイ市内に3か所あるとのこと、早速案内してもらい、西湖の畔のコンドに決めた次第である。


写真は、そのコンドから西湖を映したもの。水深は浅く湖岸で大人の腹くらいであろうか、多分漁師と思われる方が何かの漁を腰までつかって行っていた。
話は戻るが、不動産屋によっては月々の家賃のほかに、家賃相当額の保証金、家賃1か月分の紹介料を請求される。紹介料を請求しない不動産屋も存在したが、我々はコンドと直接折衝したので、紹介料は不要であった。但し1か月分の保証金は請求されたが、それは6カ月目の家賃に充当できた。

生活していると、散髪が必要である。Web-Siteで検索すると、ハノイにも日本人の美容師がおり63万ドン(約3,000円)から73万ドン(約3,500円)とのこと。
4/26に到着し10日を経過して、街の散髪屋も目に映るようになったが、千差万別で極端なのは路上の散髪屋、さすがにこれは行く気がしない。そこでローカルの人々が使う散髪屋だが、これもやや薄汚く、勘弁してやの世界である。

そういえばハノイ・タワーの1階で見かけたローカルの散髪屋を思い出した。構えは日本のホテルに入っているような、高級イメージの散髪屋である。値段は分からないが、一度行ってみることにした。入口は洒落ており、店内も清潔感十分で、価格は40万ドン(約2,000円)である。店の名前は、THE HAIR WORKSHOPで、シャンプー付きで1時間弱であった。コーヒーをサービスしてくれ、肩と頭のマッサージつきである。
美容師は皆さん若い方々で、男性も女性も小奇麗で感じがよく、結局ここに通うことになった。