世界の街角

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アンタライ(危険)なSadao越え

2017-04-19 07:38:27 | タイ王国

再び古い噺であるが2013年12月19日、ハジャイ(Hat Yai)からマレーシアに向かって3ルートある内、サダオ市街を抜けるルートで、国境越えすべく8:30に宿泊先を出発した。ホテルから乗用車でピックアップされ、ハジャイ駅前のツーリストでミニバスに乗り換え、国境を目指すことになった。(写真はツリーストに掲げられている、各地へのミニバス発車時刻表である。)

前日、宿泊先のスタッフに国境越えのHow Toを聞くと、スタッフが手配できると云うので依頼すると、即電話してくれた。聞いていると700Bと聞こえてきたが、1人850Bを請求される。150Bのピンハネである。
ハジャイ駅前のツーリストには各地への運賃が表示されている。みると国境越えアロースターまで600Bと表示されている。ピンハネ、ピンハネの世界でチェンマイと同じである。ツーリスト前の発車は9:00で、少し時間があるのであたりを見回すと、タイ国鉄南部線開業当時のスチーム・ロコが展示されていた。この南部線を南下するとシンガポールまでつながっている。
定刻よりやや遅れて出発。ミニバスと云ってもトヨタのワゴンである。運チャンはハジャイ市内は60km程度の速度で、郊外では80km程度であったろうか?、ところがサダオ市街の手前ころより、急にスピードが上がり猛スピードでサダオ市街を通過した。テロ常習地帯のようであったが、無事国境まで到達した。それにしても身の危険を感じるほど飛ばす。
 
KLに戻り3日後のStar News Paperを見ていると、サダオ市街のハイウェイに近い場所で爆弾テロが発生し、マレーシア人を含む30数名が負傷したと、記事にでている。運チャンが猛スピードで飛ばす理由が理解できた。ハジャイから南は過去よりイスラム共産ゲリラが出没する危険地帯である。
 
国境検問所に到達すると、写真の場所で出国手続きである。写真左手の建物がイミグレである。
出国手続きが終了すると、数百メートルではあるがミニバスに乗り、マレーシア側のイミグレの手前で降車して入国審査を受ける。
タイ国内では、道路や建物がゴチャゴチャしていたが、タイのイミグレを抜けると、急に視界が広がり、マレーシアのイミグレは建物がすっきりしている。わずか数百メートルで景色が、大きく変化したのには驚いた。写真はタイ側から見たマレーシアの国境ゲートである。
 
この後ミニバスでアロースターまで行くと、空港へは戻る方角に当たるので、国境を越えたところでTAXIに乗換、アロースター市街の手前で左折し、空港に無事到着した。
陸路の国境越えはカリフォルニアからメキシコへ越えた経験があるが、アジアではタイ・メーサイからミャンマー・タチレイに次いで2箇所目である。今回興味もあって陸路越えしたが、2度とここでの陸路越えは勘弁してほしいといった心境である。
 
バックパッカー諸氏へ、老婆心ながらゲスト・ハウス経由国境越えのバス・チケット手配するとピンハネされる可能性が高い。従って上掲写真のツーリストで入手されることをお薦めする。場所は国鉄ハジャイ駅を正面に見て右折(右折すると上掲蒸気機関車が見える)70m程で到達。