世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

平戸紀行 #6 (佐世保風景)

2016-04-21 09:23:59 | 旅行
4月16日の宿泊は佐世保である。佐世保は初めてである。駅前のホテルに投宿した。17日の朝、近辺をぶらぶらすると、すぐ近くに教会が見える、カトリックの境界であろうか。すでに元隠れ切支丹の地に踏み込んでいる。これから先多くの教会を見ることができた。佐世保の教会は、それとは別に米軍関係者のためか?
17日、平戸へ向かう前に弓張岳から佐世保市内が一望できるとのことで、行ってみた。

上の2枚は、米海軍佐世保基地。空母か?・・・何かそのような軍船が停泊していた。
佐世保重工・佐世保造船所。クレーンは見るが造船中の船は視界に入らなかった。
靄で九十九島がはっきりと視認できない。スカッと晴れれば、多くの島々が見えることであろう。
佐世保の中心部を写したのだが、やはり靄でぼやけて見えた。このあと目的地の平戸へ向かった。











平戸紀行 #5 (波佐見・やきもの公園)

2016-04-21 08:39:14 | 陶磁器
<龍窯・中国>



<穴(窖)窯>
穴窯の断面模型である。これをみていると北タイの中世の窯は、ここから派生したであろうと、容易に想定される。同様に龍窯もこの穴窯の発展形であろう。
北タイの中世の横焔式単室窯は、直接的には安南(ベトナム北部諸窯)の影響を受けたと考えるが、その更にオリジンと思われる映像(・・・と云っても極一部であるが)を過日見た。それは北宋・徽宗期の雨過天晴磁を焼成した汝官窯の窯址である。その窯址は小型窯で秘色青磁を焼くため、小型にして温度制御に注力したという。それが下の写真であるが、窯高さは言及なし。
写真といっても、発掘地点を図面化した映像で、Y19とかY20がそれであるが、図面からみるに単室窯である。これだけでは倒焔式か横焔式か分からないが、横焔式単室窯に見えなくもない。
横道の話はこの程度にして、やきもの公園内のほかの窯について、紹介を続けたい。
<登り窯>

日本に導入され、現在も用いられている薪投入窯。
<景徳鎮の薪窯>

やきもの公園内に復元展示されている窯は以上である。全体的印象は中途半端で食い足りない。遣るからにはもっと充実して欲しいと、勝手ながら感じた次第である。