世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

平戸紀行 #2 (吉野ヶ里)

2016-04-18 06:22:25 | 旅行
4月16日吉野ヶ里にやって来た。前回来てから20年振りであるが、前回は目的もなく来たため記憶に薄い。今回は集落の入り口にかかる、鳥の肖形物が載る鳥居状の結界を見たいがためである。それについては後日記事にしてみたい。
遺跡公園入口から北内郭の復元建物群の遠望である。民家の甍も数軒見える。

主祭殿で高さ16.5m。発掘調査の結果や古代中国の事例を参考に復元したというが、大きな木造建築物である。青森の縄文遺跡・三内丸山、巨木文化が繁栄した事例と比較すれば、弥生遺跡である吉野ヶ里に、このような大きな建築物が存在したとしても違和感はない。それにしても巨大という表現を使っても良さそうなほど大きい。
南内郭入口の鳥居形の結界で、鳥居の原形と云ってよいだろう。写真の人はボランティア・ガイドの方である。聞くと、当地でも震度5の揺れであったが、建物や構造物への被害は皆無であったとのこと。高速経由熊本まで100km、直線距離で80kmほどであろうか、熊本に近いのに被害がないのが幸いであった。