ふとしたきっかけで関わったのでまとめておきます。
原子力撤廃に関する動きは福島原発の事故以来、少なくとも
直後には大変活発になり、また現在でもそれ以前よりは
大きな流れとなっています。それでも原子力撤廃を掲げる国は
EUの歌かな先進国などに限られている現状はありますが。
それでこの「原発を止める」ことが何を意味するのか、
私に解る範囲で少しまとめておきます。まあ例によって
「どういう道を選んでも難題あり」という結論になりますが。
原子力発電所は実際のところ、中国やインドといった
発展途上国を含めれば」世界的にはまだまだ拡大傾向にあり、
ドイツですら現に稼働中という現実があります。
実際文明の隆盛というものがエネルギーと関連している部分もあり
人口についても「維持から減少」がそのまま「停滞から衰退」と
連動することは避けられないようで、宇宙文明を目指さずとも
若者というものが必然的に発展志向を持つようにできています。
そして原子力自体制御が難しい、特に出力調整が難しいとも言われ、
またこれは停止に躊躇しやすいという現状も伴います。利権の面でも、
少なくとも民主主義国家におけるそれは雇用や被雇用者の票田とも
絡んでいますし。そこら辺の対策も今の政治にできるかどうか・・・
太陽電池などの代替エネルギーも、現在は総発電量不足、またその
隆盛を図るにもその生産には、特に安定した電力の供給が欠かせない
という現状があります。そしてその需要も大幅増が見込まれます。
そして原子炉を止めた後、核燃料はどうするのか、という問題も
あります。処理にも一時保存にもエネルギーは必要です。
特に長寿命核種を減らす(短命化する)技術もありますが・・・
現実的には再生可能エネルギーの発達に力を注ぎ、それにより
原子力の自然減を目指すのが最も考えやすいと思っています。
なんだかんだで太陽光こそが太陽系で最も大きなエネルギー源だし。