診療って医師でなくても可能なの？

「門前の小僧お経を読む」ではないが、書籍やインターネットなどで独学して眼科医の知識を取得し，２００２年から５年間偽眼科医として働いた男が捕まった。
なんと５年間で約七千五百人に約一万二千五百回の診療行為を行い、約五千五百万円の収入を得ていたとのこと。
結構偽医者が捕まっているが、偽医者の評判は悪くない。今回の偽眼科医もやさしいと評判が良かったらしい。たまには誤診もあったらしいが、本物の医者も誤診があるからなんともいえない。
医者という職業に就くのは、ずば抜けて頭が良くなければなれない職業ですが、実務においては、知識と経験でなんとかなるようです。
この偽医者の動機は「母が病弱で父一人で生計を立てており、金もうけして親を楽にさせようと思った」と言ってるらしい。
親孝行したいという気持ちは感心だが、偽医者になって儲けるという手段が間違っていると思う。
医者というものは、書籍の知識とインターネットなどの知識でなんとかやっていけるものだと思うと町医者程度ならだれでも医療行為が出来てしまうのかと思ってしまう。
また今まで診療所の開設届けは、医師免許証のコピーでもよかったらしい。まさかインターネットで医師免許証の画像を入手し、偽物が作成されるとは思わなかったらしい。世の中、インターネットというおそろしく便利なものが出来たせいで、いろいろ制度を見直す必要に迫られてくるようだ。