シニアー個人旅行のかわら版

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フランシスコ・ザビエルの話題も・・・バスク地方の小さな村で

2015-10-29 10:41:05 | Weblog


 憧れのエジャウリ・オテラEllauri Hotelaに2泊しました。バスク地方の小さな村に泊まりたいとインターネットで調べ、地元バスク地方はもとより、マドリッド、バルセロナの都市部、さらに海外から訪れる顧客のレヴューreviewの評価が非常に高いので決めました。

 人口1,300人のセアヌリZeanuriの村人200人足らずのアルツスタ村Altzustaにあり、ゴルベイア自然公園Gorbeia Parke Naturalaの谷間にあります。西側の斜面の丘の上にホテルがあり、谷を挟んでの正面には海抜1,481mのゴルベイア山monte Gorbeaがそびえ、裾野にはベセリbeserriと呼ばれる牧場に囲まれた孤立荘宅が点在します。
 これこそ期待していたとおりのバスクの田舎の風景なのです。

*スペイン・グーグル地図を・・・ellauri hotelaが明示されています。
https://www.google.es/maps/@43.0897011,-2.740574,15z


 エジャウリ夫妻で経営する小さな家族的なホテルです。妻のランダRandaは活発でユーモアある女性です。腰が痛いといっていましたが、朝食後、ホテル周辺の散歩に誘ってくれました。夫のケッパKeppaは誠実なバスク男性で、バスク男性の多くがそうであるように、主だった料理は彼の担当でしょう。エジャウリ名物1.5キロのTボーン・ステーキ、チュレトンchuletónの生肉をテーブルに持ってきて、重さの大部分は骨の部分なので大丈夫と少食の私たちを気遣ってくれました。

 ヒヨコマメとタラのスープsopa de garbanzos con bacalaoは高齢の私たちの口に合いました。帰国してから作ってみましたがあの味は出せませんでした。レシピrecetaを聞いておけばと後悔しています。
 バスク伝統のデザートは自家製です。バスクの自然の中で育てられた新鮮な卵と牛乳が主材料で、ゴシュアgoxuaはバスク語で‘甘い’という意味のプリン・・・レモンがほんのりと香るムースmousse de limonは絶品でした。

 Keppaは14世紀から綿々と続く家系を誇りにしており、歴史にも詳しく、16世紀に日本に初めてキリスト教を伝えたバスク人の宣教師フランシスコ・ザビエルFransisco Javierの話で盛り上がりました。
 Jabierはバスク語ではXavierと表記すると教えてくれました。大内義隆に布教を許され説法をしていた山口では、現在でも「ザビエル」でなく「サビエル」と言うと聞いたことがあります。原音が残っているのですね。
 歴史好きと見たのか、ゼアヌリの広場Plazaに送ってくれ、迎えの車で先祖ゆかりの地アレアサ村Areatzaまで連れて行ってくれました。

 バスク旅行でバスクの人々と親しく交流ができた唯一の機会を与えてくれたセアヌリへの旅は忘れることができない思い出となるでしょう。

アルツスタAltzustaへ(1日目)

  ビブラオを午後2時にタクシーで出発。高速を経て、N-240を南下、山間部に入る。セアヌリZeanuriに入る。「セアヌリにようこそ」とバスク語の表示。広場Plazaで運転手が対向車を止め、エジャウリまでの道を尋ねる。ビブラオから30分少々でホテルに到着。料金は51ユーロ。



  KeppaとRandaランダ夫婦だけの経営と知る。玄関への急坂なアプローチを合わせて40キロのスーツケースを軽々と運ぶKeppaに驚く。部屋は2階、バスタブもあり清潔で快適。広いテラスからの眺望を楽しむ。



  夕食はバスク名物1.5キロのT-ボーンステーキchuletónに挑戦、塩だけの味付けはさっぱりとして、付け合せのサラダ菜と食べる。おいしいが100グラムのステーキしか食べない私たちはギブアップ。ランダに「残りは朝食に出してあげるわ」とからかわれる。
   デザートのレモン風味の自家製ムースに感激。



午前アルツスタ、午後プラサ(セアヌリ)、アレアサ散策(2日目)

  朝食後、ホテル周辺のエジャウリ家一族の敷地をRandaが案内してくれる。植えてある葡萄は5年で収穫、バスク白ぶどう酒チャコリchacoliとなるそうだ。



  ウオーキングへ。まず、村を一望する丘のサン・ミゲル教会San Miguelへ。道を尋ねた女性から庭のイチジクを勧められる。どの家にもイチジクが植えられている。エジャウリの食卓には常にありました。当地のイチジクは原種なのか実が小粒で丸ごと食べる。胃の活動を促進、便秘に効果あり、高血圧防止、二日酔いにもよいと帰国してから知りました。







  午後から雨模様。ベランダから雨にけむる谷の景色を楽しむ。Keppaの車でセアヌリの広場Plazaへ。歴史ある村を散策、バスク伝統の球技ペロータPilotaの練習を立派な球技場で見る。子供たちがコーチの指導を受けながら練習。昔の屋外のペロータ場は駐車場になっていた。石造りの建物が時代を感じさせる。昔の家の半分だけを補修し、住まいとしている家もあった。

            
             


  迎えに来たKeppaが先祖ゆかりの地アレアサ村Aleazaを案内してくれる。12世紀から続く村はビルバオとヴィトリア・ガステイスVitoria-Gasteizを結んいた石畳の古道が残るかつての宿場町、1525年に建てられた民家が残る。19歳のサンフランシスコ・ザビエルがパリへ遊学した年に立てられたことになる。



  最後の夕食はタラとヒヨコマメのスープと濃厚なソースのタラのムニエル・・・日本人の口に合う。今日のバスク伝統デザートはフランflan,バスク語goxua・・・日本に帰ったら一番懐かしくなる味でしょう。
 最後の夜は暖炉に火が入れられ、冷たいchacoliを飲みすぎる。




ビルバオへ(3日目)

ホテル前で記念撮影。濃密な時間を過ごさせていただきありがとうございました。



アレアサまで送ってもらう。教会前がバス乗り場。ビブラオのバスターミナルtermibusまで路線バスで・・・旧道沿いの村々に立ち寄るバスに乗りたかったのです。1時間に1本、土曜日、祝祭日は休止、料金は2.5ユーロ、心配していたスーツケースはバス下部のトランクに、前日にKeppaが運転手に確認しておいてくれた。


 45分でビブラオのバス・ターミナルに。タクシーでホテルへ、10ユーロ。



(outline in English)

Our two days’stay at the Ellauri hotela exceeded our expectations.
Spectacular surrounding hillside, dotted with basque farmhouses with their pastures, baserri in the basque language ,are stunning views.
We are quite impressed with friendliness and amiability of our hosts Aranda and Keppa. Aranda invited us to the morning stroll around the hotel site in spite of her leg pain. Keppa kindly sent me to the Plaza and the historical village Areatza as he found that I was interested in the basque country.
Chuleton, T-bone steak, is really the challenging food, as we usually eat only 100 gram steak. Soup of chickpeas with cod reminds us of Japanese food. After we came back home, we cooked it, but did not taste like the one in Ellauri. We should have learned the recipe.
What my wife and I miss now is Ellauri’s traditional flan and mousse ,and I will never be able to forget the cold chacoli I drank by the fireplace at the last night.
The two days we spent at the Ellauri were undoubtedly the highlight in our trip to the Basque country.

(esquema en Espanol)

Nuestros dos días en el Ellauri hotel supero nuestras expectativas. Espectaculares colinas que lo rodean, salpicada de vasco casas de campo con sus pastos, baserri en euskera ,son impresionantes vistas.
Estamos muy impresionados con simpatía y amabilidad de Aranda y Keppa. Aranda nos invitó al paseo de mañana alrededor del área del hotel a pesar de su dolor de la pierna.. Keppa amablemente me envió a la Plaza y la histórica Villa de Areatza, encontró que estaba interesado en el país Vasco.
Chuletón, t-bone steak, es realmente la comida desafiante, Ya que normalmente solemos comer sólo 100 gramos filete. Sopa de garbanzos con bacalao nos recuerda de la comida japonesa. Cuando volvimos a casa, cocinamos, pero que no saben como los de Ellauri. Deberíamos haber aprendido la receta.
Ahora lo que mi esposa y yo faltar es tradicional goxua y mousse de Ellauri, y nunca podré olvidar el chacoli frío que bebió junnto ala chimenea en la última noche.
Los días que pasamos en la casa, sin duda, fueron el punto culminante de nuestro viaje al país Vasco.



 この旅の日程です 







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