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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月28日 その2 続・英会話の勉強

2025-05-28 16:11:07 | コラム
易しい言葉を使って話せるように:

今回は俗説にある「getとhaveとmakeという易しい(優しい?)言葉を上手く使えれば、色々なことが表現できる」に従って、会話に使えるような解りやすい例文を作ってみようという企画です。

*“get“を使えば:
“get it right”
解説)He got it right.と言えば「彼は正しく理解した」となります。“it“の所に”what I said“を入れれば「私が言ったことを正しく理解してくれた」となります。反対に“He got me wrong.”とすれば「理解できなかった」となります。

余談ですが1969年だったかに、初めてUK(英連合王国のこと)から来たビジネスマンと話す機会があったときに「女性は強い」という話題になりました。そこで、不勉強だった英文学科出身者としては「貴国の大劇作家・シェイクスピアは“Frailty, thy name is woman.”(=弱き者よ。汝の名は女なり)と言ったじゃないか」と振ってみたら、大笑いして“Shakespeare got it wrong.“と返してきました。

なお、本筋から離れますが“understand”について。「この言葉を使うのは要注意」と教えられたことがあります。それは“You will have hard time to understand what I mentioned.“のように使うと「貴方は知能では私が言ったことを容易に理解できないでしょう」と、相手の知能を批判したことになるからだそう」でした。自分の事で使うのは良いそうで。

“get together”
解説)これで「会う」か「集合する」という意味になります。例えば“Let’s get together again at 7 o’clock at the main dining room.”と言えば「午後7時に主食堂(ホテル内の料飲施設のなかで、最も格式の高いレストランの総称)に集合しよう(会おう)」となります。

“get rid of ~”
解説)これで「~を取り除く、 追い払う, 処分する」という意味になります。面白いことは“rid”そのものが「取り除く」という意味なこと。例えば“I tried to get rid of dirty and old clothes.“と言えば「古くなって汚れた服を処分しようと試みた」となります。

“get there”
解説)これで「そこに到着する、向こうに着く. 目的を達する、成功する」という意味なのです。我が事業部が日本市場で競合するメーカーのような高度の品質を達成できるのか」と取引先に突っ込まれた際に、我らが副社長は“We will be sure to get there.“と胸を張って言いました。「必ず達成して見せます」と見得を切った次第。

*“make“を使えば:
“Make it two.”
解説)これは、レストランなどで料理を注文するときに使える、寧ろ応用編とも言える言い方なのです。外国で料理を注文するのは何が出てくるか読みにくいので困ります。これは、自分の前で慣れた方が“Make it two.“と言います。その意味は「前の人と同じ物を」即ち「それを二つにして」と言う意味。前の方の注文の真似をするという事。これは便利に使えますが、何を頼んだかを解っていることが条件。

ところが、ある商社マンが系列会社の若手に海外を経験させようとアメリカに連れて行きました。そこで取引先(我が社の副社長以下)と大夕食会。仕上げにカクテルの注文となって、慣れた商社マンは何気ない口調で“Make it two, please.”と。若手も真似てただ一言“Two.”と。

するとどうでしょう、2人には2杯ずつ配膳されたのです。驚いた商社マンは「お前何と注文した」と。「真似をして“Two.“と言いました」と。「それじゃ、2杯来たわけだ」と笑って決着。若手は後で「チャンと英語を勉強してこい」と散々叱られたそうです。

*“take“を使えば:
“take advantage of”
解説)一寸堅苦しいadvantageが入って「活用する、利用する、悪用する」というような意味に使えます。例文を作ってみると、“I ‘d like to take advantage of this opportunity to make a trip to the United States of America.”で「この機会を活かしてアメリカに行ってみよう」となります。また、“Let’s take advantage of fine weather to go to the Zoo.”で「良い天気を利用して動物園に行こう」などと言えます。最後に“Don’t let them take advantage of your good-naturedness.”で「君の人の良さを悪用させるな」のような言い方が出来ます。

“take care of ~”
解説)「〜の世話をする」、「〜の面倒を見る」、「〜を管理する」という意味になるのです。例文を作ってみれば、“She took very good care of my mother when she fell ill.“「彼女は母が病気になったときに良く面倒を見てくれた」となります。また“I’ll take care of that matter.”で「私がその件を処理する」と言えます。

“Take care.”
解説)こう言うと、別れの挨拶になるのです。勿論、“See you later.”でも“We’ll be seeing again.“と同じように挨拶に使えます。なお、“Good bye.”や“So long.“は「永の別れ」の時に使うと聞いた気がします。

“make“も“have“も出てきませんでしたが、別れの挨拶が出たところで、”That’s all for today.=「本日はこれまで」とします


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