マスコミ報道にはないアメリカからの便り：
往年の同僚から引き続き彼の物の見方を伝えてきてくれたので、以下に要約してお伝えしよう。これが、ごく一般的な大企業に属していた者の考え方である。
＞引用開始
彼は「プロスポーツの分野には日頃から関心がないので、大谷翔平のような特定のMLBのプレーヤーの年収が、どれ程高額かなどは全く知らない」と言っていた。彼は「プロの選手たちが余りに高額の年俸を得ていることが、多くのプロスポーツの入場料や年間指定席の価格高騰の主たる原因となっているのではないか。例えば、フットボールのシアトルSeahawksの入場券は平均$300（約￥40,000）になっている」とまで言っていた。
トランプ前大統領問題についてだが、「現時点では私の最大の関心事はトランプ前大統領にある。君も知っての通り、私は彼の支持者ではないので、彼が起訴され逮捕されることもあり得ることはむしろ歓迎している。検察は十分な証拠を把握していることだと見ているが、彼が有罪になるかどうかには疑問を感じているし、トランプ氏は如何なる悪条件が生じても出馬の尹氏は変えないと報じられている。アメリカ国内で当分の間はこの話題で持ちきりになるだろうが、トランプ氏は長年このよう逆境に耐えてきていたという歴史がある。」と述べていた。（彼は寧ろトランプ前大統領の起訴が日本でどのように受け止められていたかを気にしていた。）
＜引用終わる
訳者注：
私の往年の上司や同僚たちの中には、トランプ支持者はいない。YM氏からは「彼がアメリカでのビジネススクールの教員だったときに、トランプ支持派の教授に出会うことはなかった」と聞いている。要するに、これまでに繰り返し述べてきたようにトランプ前大統領の支持層は労働者階級を中心にする中以下の階層の人たちなのである。私は常にアメリカを支配している知的階層の人々は全人口の精々5％にも満たない少数であると指摘してきた。即ち、数の上ではトランプ氏支持者は多いのである。