新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明

2023-04-11 07:42:34 | コラム
当方が云々すべき案件ではないのだろうが:

陸上自衛隊のヘリコプター、UH-60JAが宮古島付近でレーダーから消えて、早くも6日が経過した。未だに殆ど何も事故であったか何であったかを立証するような物が、総力を挙げての捜索でも発見されていない。私ですら想像をしたように、当然のことでネット上では色々な憶測が出てきている。当方でさえも、痕跡も何も発見できないということは、何処かの誰かが攻撃して爆破したのではなかったのかくらいを推理したくなる。

だが、どう考えても、現時点でそこまでの危険なことを我が国に対して敢えて仕掛けて威嚇して来る勢力があるのかを深く追求して考えれば、そこまでのことを敢えてすることに何の意義という、カタカナ語で言えば「メリット」があるのかとの疑問が生じる。と言うことは、何かそれ以外のこと(事故かまたは予期せざる事件)が機内で発生してバラバラになってしまったかという辺りも想像できなくはない。

この自衛隊の機種とは全く異なるが、当方は在職中に仕事上かなりの回数を社用のヘリコプターを利用して飛んだ経験がある。あの大噴火を起こしたセント・へレンズの噴火口付近を遠来のお客様を乗せて飛んだ後で着陸したことすらあった。経験からも言えることは非常に安全な乗り物で、事故が発生するとか墜落する危険性があるなどとは考えたこともなかった。だが、不思議なことに我が国では屡々ヘリコプターの事故が発生するのだ。何故だろう?

何れにせよ、可及的速やかに何らかの事故があったかを発見して、搭乗しておられた10人の方々の消息を判明させてもらいたいものだと希望している。個人的な見方では「このままでは、我が国ではヘリコプターとは危険な機種であるとの考え方が広まってしまいはしないか」と密かに懸念している。

矢張り、カタカナ語の追求もしておきたくなる。それは、報道機関は何故「ヘリコプター」という本当の表現を使わずに「ヘリ」という恣意的な略称を使うのだろうと理解に苦しんでいる。ヘリコプターでは字数が多いから新聞では「ヘリ」と短縮するのを一応は理解できなくないが、テレビでまでもが「ヘリ」と言わせるのはおかしくないか。「ヘリコプター」と全部言わせても、何秒も押す訳ではないだろう。

嘗て、李御寧氏がその著書「縮み志向の日本人」で指摘したように、このように何かと言えば短縮して表現しようとしたがる傾向は、私の好みではないのだ。何故、チャンと「ヘリコプター」と言わない、言わせようとしないのか。何度も取り上げたことで「インフルエンザ」(嘗ては「流行性感冒、即ち流感」だったものを「インフル」とするのは”influence”を等閑にした珍妙な短縮形だ)と批判した。正確に本来の表記にするか、漢字の熟語を使うべきかを考慮か配慮すべきではないのか。

これが言いたかったのかと言われそうな英語の話もしよう。”helicopter”の発音はアメリカで語は「ヒリカープター」にちかいこともあるし、略称は”chopper”であって「ヘリ」とはならないのだ。「ヘリ」と聞いて「減り」とはならずに「ヘリコプター」と認識できる我が国の理解力が凄いと思っている。



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