新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

続・舛添都知事の逃げ切りなるか

2016-05-30 09:48:03 | コラム
舛添都知事は大きなリスクとなる逃げ切りの道を選んだのでは:

私の舛添都知事が目論んでいるだろう逃げ切りに関して畏友尾形美明氏と意見を交換したので、公開する次第。

尾形氏の意見:
舛添が「逃げ切れる」ことは絶対に有り得ません。今日の「報道2001」でしたかで指摘されていましたが、2台の乗用車の代金の報告には、虚偽の疑いが濃厚
になっています。

それにこの車の車種を質問されたら、「その事も第三者の厳格な調査を頂いて」などと答えていました。自分が乗っている車の車種を「第三者の調査」などとは
正気の沙汰ではありません。

もう、舛添氏の遣ることは全てピエロです。日本中で腹を抱えて笑っています。自公だって絶対に庇い切れません。

私の考え:
私も逃げ切らせてはならないと思っています。だが、法的には下ろす根拠がなく、リコールには時間がかかりすぎるし、倫理的ではない事と道徳心がない事では
辞職しないだろうと危惧しております。これまでの詭弁もひたすら逃げ切り策を示していると見ています。魂胆が見え透いていても、それだけの理由で辞職せよ
と都議会が迫れるかでしょう。非常に狡猾です。

再び尾形氏から:
仰せの通りですね。舛添知事は自分から辞職することは無いでしょうね。また、頑張ってくれた方が週刊誌やテレビは大喜びでしょう。TVの出演者も遠慮会釈なく、笑いものにできます。何しろ、都民の98%が舛添知事の態度に呆れているのですから・・・。自公もバカじゃないと思います。辞職の促すと私は思います。

私から:
舛添は野垂れ死にかそうならないかの危険な道を選んだ:

私は渡部亮次郎氏が言われる「私独自の深読み」で、以下のように舛添の第三者作戦を読んでみました。

それは「彼は二人の辞め検弁護士に何を厳しい目で調査を依頼したか」を具体的に述べていません。もしもそれが「支出の各項目が公的な政治目的か私的な出費であるかを仕分けさせ、その結果で『公私混同が御座いました』と詫びて、私的支出であるべきだった費目を返還する措置を採って終わりとする事」を狙いとしていたのだったらどうなるかという事です。

彼の狡猾な知恵ではそれくらいは考えていたと疑います。彼にとって当面の問題はそれだけです。それと、自公都議会員の辞職勧告やリコールや都職員の不信感は別問題でしょう。彼が素直に辞職勧告を受け入れるか否かは大いに疑問でしょう。また、マスコミが言う「今辞職すれば次期都知事の任期切れがオリンピックの時期に重なり、都知事選挙を行うのには不適当」程度は勿論計算に入っている事でしょう。

私は重ねて言えば「倫理観・道徳観の欠如」や「公私混同の政治資金の使い方」で辞職に追い込むのは難しいほど、彼はずる賢いと見ています。最後は設けるとなった途端に猪瀬前知事が辞職した「百条委員会」の設置を自公が受け入れるかだと考えております。ある弁護士は今回の件での設置は難しいと言っていましたので、彼はそこも読んでいるのではと思います。

即ち、彼は野垂れ死にの道を大きなリスクを抱えて選択したのです。野垂れ死にでは己の政治生命が絶たれるとまで承知しているのでしょうか。案外承知していなかったりして・・・・。


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