新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

台風19号の爪痕

2019-10-14 07:53:12 | コラム
何故イオンのマイバスケットの棚が完全に空っぽなのだったか:

このことについて、事情通と語り合ってみた。彼は台風が去った13日でも空だったことには、色々な事情が絡み合っていたのだろうと読んでいた。即ち、その事情とはイオンに食料品を納入している工場が方々で被災した、工場から都内までの道路事情が悪化した、運送会社が被災した、運送会社の運転手さんたちに被災者が出た等々が考えられるのではないかと言うのだ。そう言われて見れば、昨13日の午後は通常ならば配送のトラックが来た後のはずだった。

イオンには“TV”と銘打った各種のプライベートブランド(英語の講釈をすれば、これはカタカナの造語で正しくは private label なのだが)があるので、何とか手を打つだろうとは期待している。だが、上記のような諸条件のどれか一つが悪化しても、商品の仕入れが滞る事態が発生して長引くかも知れないのだ。幸いにも我が家は3~4日は何とかなるだけの食パンを偶然に買って置いたのだが、最悪の場合は何十年振りかで朝は米飯を食べねばならなくなるかも知れない。

思うに、東京都内には大量の雨水を地下に蓄えるような備えが出来ているが、これほど繰り返して台風が襲ってくるのであれば、政府は可及的速やかに治山治水の対策を整えねばなるまいと思わせられた。災害に遭われた地方の方が「川のそばに住むのがこれほど恐ろしいと思ったことはなかった」と言われたのを聞いたが、何としてでも緊急に対策を講じるべき時が来ていると思う。その為の予算は途方もない金額になると思うが、そんなことを言っている場合ではないとしか考えられない事態だ。だが、税金というものは所詮は自分たちが納めたものが使われると言うことだ。


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