新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

少しスポーツの話題を

2021-03-07 10:54:31 | コラム
固い話が続いたので気分転換を:

NPBの話題から:

昨6日の夜は何気なく一番見たくない読売巨人軍の野球を見てしまった。相手は日本ハムファイターズで、先発投手はかの甲子園を騒がせた3年目の吉田輝星君だった。Atokでは未だ「コウセイ」と入力しても「輝星」と出てこないような次元の投手のようだ。事実、甲子園の頃の儘で高目の制球が未だに出来ておらず、所謂「すっぽ抜け」が多く、コントロールも未だしだったし、球速も140 km台の半ばでは、余所から買ってきた強打者を集めた読売には通用しなかったのは当然だろう。日本ハムにはチャンと指導するコーチはいないのか、吉田君の素質の限界の何れかと見た。

一方の読売だが、今年は「矢張りか」と慨嘆させられたDeNAからFAとなった梶谷を仕入れたので、ウイーラーを入れた外野手は丸を含めた3名で全員が仕入れ商品が並ぶ危険性が出てきた。昨日は捕手が西武から来た炭谷だったので、9人中の4人が外様だった。この他にも、DeNAから投手の井納も買い入れたので、選手層は益々中年以上で充実した。これで今シーズンもリーグ制覇は可能だろうが、果たして日本シリーズでまたソフトバンクと当たったと仮定した時に、リベンジ(言葉の誤用だと思うが)出来るのかと言えば、疑問に思わざるを得ない。

MLB:
テレビ局でもスポーツ新聞でも(のようだが)大谷翔平君の話題ばかりで食傷気味だ。彼がこの時期に何百キロの速球を投げようと、何百メートルのホームランを打とうと、それが彼がその持てる素質を遺憾なく発揮して行く事の保証にはならないと思っている。古い表現を相撲から借りてくれば、「花相撲」のようなものでの出来事だから。彼が調停に回された今季の年俸の低さを見てもAngelsの彼に対する期待の程が知れるというものだ。私は彼が執着するのか球団が目玉商品にしたいのか知らないが、「二刀流」などは彼の素質の無駄遣いだと確信している。

あからさまに言えば、私は大谷翔平君はAngels(カタカナ語排斥論者としては、本当の発音通りに「エインジェル」としたいのだが)にまるで「客寄せパンダ」の如くに使われてきただけで、日本人の投手には不向きだとの説がある程のマウンドの固さや、滑りやすいボールに肘を壊されてしまったのだと思って見てきた。球団は彼専属のアナウンサーまで付けて、ホームランを打つ度に「オタニサン」と連呼させて人気を煽った。我が国のメデイアで、大谷君の使われ方に苦言を呈する者がいなかったのは、私は情けない現象だと思ってきた。彼に言う事は”Good luck!“だけだ。

渋野日向子さん:
理解しにくい現象がある。それはテレビ局も新聞も常に渋野日向子さんに焦点を絞った報道の仕方をする点だ。私はつい先日「大坂なおみさんは本物だ」と述べたが、本心は「本物になってきた」だったのだ。これと同様な見方をすれば、たった一度所謂「メジャー」(「メイジャー」が正しい発音に近いのだが)を制覇しただけで、彼女を如何にも世界的な名手の如くに扱うのは誤りである。私の持論である「マスコミに褒められすぎた選手は・・・」を、今や渋野日向子さんは現実のようにしてくれたのだ。私の評価では「未だ本物にはほど遠いプロだ」となっている。

大坂なおみは良きトレーナーの指導を受けたとかで、体幹と筋力が十分に鍛え上げられたそうだ。私はゴルファーがどのような鍛え方をするべき(されるべき?)かなど知らない。だが、昨日テレビで観た渋野さんの体格は余りにもスマート過ぎていた。もしかしてサッカーの連中のように「スマートの方が格好も良くて競技に適している」という錯覚を起こしているのではないだろうな。ズバリと言えば、渋野日向子さんは発展途上であり、脚光を浴びせるべき存在ではないという事。後は、ブリティッシュオープンの制覇が「不思議な勝ち」に終わらないようにと祈るだけだ。

ラグビー:
国際色豊かになってきたのは結構な事だと思いながら、昨日はヤマハ対NECの試合を見ていた。先日は神戸製鋼と何処かの試合も見た。あのリーグ戦の試合を見ていて何時も感じる事がある。それは「良いプレーだな」とか「抜群の上手さか強さだな」と感じるのは、全てと言って良いほど、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ等々のW灰でそれぞれの国の代表だった世界的な選手たちなのである。その点を貶そうと言うほど私は狭量ではない。日本人の選手たちは世界一流の選手たちを見習って、全ての点で向上してきていると感じさせてくれる点を褒めたいのだ。

昨日のNECには確かイングランド代表だったスタンドオフと聞こえた者がいたが、NECの力不足で折角の名手の実力の程を見せて貰えるには至っていなかった。この試合で不思議だった事があった。それは、五郎丸歩君が秩父宮に登場する最後の試合になるかも知れないと、アナウンサーが強調していたのは解らないでもない。だが、あれほど多くのトライを取った12番をつけたセンターTBではなく、パントキックの距離は凄いなと思わせてくれただけの五郎丸歩君が「マン・オブ・ダ・マッチ」に選ばれた事。依怙贔屓じゃないかと思った。

我が国のラグビーの水準は間違いなく上がってきた。それに引き換え「歯痒い思いがする」のがサッカーのJリーグだ。中にはイニエスタのような世界的な名手もいるが、呼んできている外国人選手たちは世界的に見れば、ラグビーと比較すれば、2~3流ばかりではないのかと思えてならない。それだけではなく、ラグビーの連中と比較して「体格が貧弱に見えて仕方がない」のは何故だろう。



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