新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

二度ある事は三度ある

2023-05-24 13:36:57 | コラム
本当に三度目が起きた:

話は私的な事だが、私は所謂「ビニール傘」を便利だと思って使っている。私の他に誰が買ったのか、玄関には常に2~3本は置いてある。これの都合が良い点は前後が見えるだけではなく、雨が透明なシートに当たる音が聞こえるので、雨が降っている事を確認できる事だ。

昨日も午前中に雨中をこの傘をさして外出した為に、3本目を失う結果となった。なお、今のうちに確認しておくが、あの透き通った傘で「塩化ビニールまたはビニル」でできているものなど殆どないと言って誤りではないだろう。多くはポリエステルであり、その他にポリエチレン、ナイロン、T/C(ポリエステルと綿の混紡)等々があるそうだ。

COVID襲来前の頃だったが、雨降りの日に歯科医に出かけた。先客は老夫婦だけで傘立てには傘はなかった。私はビニール傘を傘立てに差し込んだ。治療を終えて帰ろうと思ったところ、傘がなかった。この傘には目印にテープを貼って名前が読めるようになっていた。それでも、先客以外に持って帰れる人は考えられなかった。

歯科医の方々も「自分持ってきたと勘違いされたのでしょうから、何れは戻ってくるのでは」と慰められたが、ついぞ戻ってこなかった。思えば、不思議な失い方だった。これが1度目というか1本目だ。

2本目は先週の雨降りの日の出来事。ビニール傘を持って我が家の向かいにある小型スーパーに行ったときに起きた。傘の柄には出かける前に目印になるようにキチンと緑色のテープを巻いておいた。ところが、店を出ると傘立てにはテープが巻かれていない柄の感じも似たような傘がポツンと1本残っていても、私の傘はなかった。

間違えた人はテープに気が付きそうなものだと思ったが、そうではなかったようだ。残っていた他人の傘を持って帰るのは気分が宜しくないし、家は直ぐ近くなので、諦めて少し濡れて帰ることにした。2度も無くなったという事は3度目というか3本目もあるのかなと、チラッと考えた。

昨日も雨降りだった。矢張り新規に緑色のテープを巻いた。ところが、新大久保駅に向かう、私の方からは一方通行を逆走ではなかった、歩いて行く路地(イスラム横町を含む)は、折悪しく日本語学校の生徒たちで大混雑だった。そこにタクシーが突っ込んできた。私は何とか避けたつもりだったが、何かに当たった音がしたが、約束の時間もあり先を急いだ。

お客様を出迎えて目的の喫茶店に着いてみれば、傘の端が破られていて、要するに壊れていて、修理不可能な状態だった。それでも何とか帰り道には雨除けの役には立ったが、残念ながら破棄する以外の選択肢がなかった。これで3度目、即ち3本目だった。

思い起こせば、前記の1本目はかかりつけのクリックに伺った際にも傘がなくなってしまった事があり、そのときに、「患者さんが忘れて行かれた傘で、その後忘れ物の届けがないので、チャンと消毒してありますから安心してお使いください」と言われて頂戴してさして帰った傘だった。そういう事だったから、矢張り間違えて持って行かれる運命だったようだ。ではあっても、3本も続くと一寸ウンザリする。