新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

今日も懲りずにマスコミ批判

2017-11-27 16:17:55 | コラム
「程度が低すぎる」なんて怒っているのは無意味だと悟った:

先週の中頃から体調が低下してずっと引きこもっている状態なのである。その間につい何を無意味に空騒ぎして報じているかを承知でもついうっかりテレビを見てしまう。そこに出てくるのが、日本全国からAHOどもを総結集したかと思いたくなる「あること」「ないこと」を論じている、単なる酒の席での力士間の喧嘩とでも言えば良いような殴り合いを、如何にも大事件であるかのように騒ぎ立てているだけの空疎な番組ばかりだ。それも全テレビ局挙げてだ。

相撲協会とは「我々が住む一般社会の常識の遙か埒外にある文化(ある集団の原語・風俗・習慣等を言う)を持つ長い歴史を誇る集団であり、一般社会に住む者たちが介入すべき世界ではないのである」とは既に指摘してきた。それなのに彼らはしたり顔で「私は何でも知っている」とでも言いたいようだ。無意味であると解っていない

それにも拘わらず、それと承知しているべきはずのマスコミは視聴者を愚弄する気か、あるいは舐めきっているのかとすら思うが、愚にもつかない情報や議論を専門家?であると元アナウンサーを引っ張ってきては、最早完全な芸能ネタと化したこの一件を朝から晩まで飽きずに取り上げている。

家人ですら(「いえ、家人だからこそ言えるので」と訂正すべきか)「誰が誰を殴ったかが明らかで、被害者となってしまった集団の長が既に警察に届けてしまった案件である。警察が如何に処理するかを待っているだけのはずだ。それなのに、加害者の属する団体が調査するの何のと言っているのおかしい。警察の決定を待っていれば良いだけのことではないか」と言っている。それ以上でも以外でもあるまい。

それを無意味に騒ぎ立てて、あちこちから訳の解らぬ連中を連れてきては空疎な論議を聞かせているのは、「腹立たしい」を通り越して最早笑うしかないほど無意味だ。悪い例えかも知れないが、野党とマスメディア連合軍が未だに「モリだカケだ」と騒ぎ立てているのと同程度に空疎さだ。

中でも際だって馬鹿馬鹿しいのが、協会の事情聴取とやらに応じない貴乃花親方を如何にも悪者の如くに言う輩がいることだ。彼は当の被害者の保護者である。庇って当然ではないのか。協会もAHOで、何の為に被害者から事情を聞こうとするのか。迂闊にも論評してしまった。論評に値しないと思っていたのに。

と、ここまで言ってきた疲れた。以前から指摘してきたことだが、あるテレビ局の幹部に「何故あのような低俗の番組ばかりを流すのか」と詰問された大学の先生に対して、その幹部は「貴方のような高級で知的な方を対象にして番組を作っていない」と答えたという。

「そうなんです、あの関連の報道は貴方を対象にはされていないのですよ」と、あらためて思い出して認識すれば、あの余りにも下らない報道が朝か晩まで続くのも腹が立たなくなると、漸く認識できてきた。対象になっているのは、当方とは別の層の方々だったのだ。休んでいると、詰まらないことで腹が立ってしまい、回復が遅れそうだ。