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日々のちっちゃなヨロコビを見つけたい

四川の旅を振り返りまして・・・ その1 九寨溝編

2014-09-23 21:56:03 | 海外

そんなこんなで、全てのスプレーを没収され、失意の末、ようやく辿り着いた九寨溝空港。

超~~~山奥に急遽作られた空港だから、周り真っ暗。

九寨溝の街まではそこから約1時間半。

シャトルバスを使いたいところだけど、これが公共交通でなく個人経営との情報を入手済だったんで嫌な予感がしてたんだけど、案の定夜9時の時点でそんなものは待っててくれやしない・・・。

仕方なくタクシーチャーターに向かうが、運良く同じく九寨溝に向かうという中国人カップルと同乗させてもらえることになり、ほんと助かった~♪

 

 

到着したホテルは、ちょっと小高い丘にあり、荷物を持って坂を登るだけで息が切れる。

空気が薄い。標高の高さを体感する。

でも、ぜーぜー言いながら辿り着いた宿は、思ってた通りの可愛さだった♪

超~カラフル!!

極彩色

これがチベットスタイルのお家なんだ~!!

素敵~!!

 

 

 

 

 

ま、バス、トイレ付の部屋と勘違いして取ったお部屋には、どっちも付いてなくて、満室でお部屋チェンジも受けてもらえず、4日間の滞在はとても不便を強いられたが・・・。

ここに泊まる人は、3階のお部屋は絶対にお勧めしない。

 

 

九寨溝の入り口からも結構遠い。

初日、「歩ける距離なのかな?」と思って歩いてたら、どの車も後ろからブーブーとクラクションを鳴らしてくるから、「そんなに真ん中歩いてねーよ!」と思ってたら、「ゲートまで遠いから俺の車に乗ってけ!」アピールだった。

公共のバスなんてもちろん通らないし、タクシーも全然来ないしで困った時は、何度かそんなおじさんやお兄さんの車のお世話になった。

こーーーんな山奥でも、みんな綺麗な、ナビもしっかりついたいい車乗っててさぁ、スマホをバリバリ使いこなしてて、「やっぱ中国、すっげー勢いで発展してるなぁ・・・」と実感した。

 

そして、私を拾ったにも関わらず、途中、途中で同じように歩いてる人見つけると、どんどん声かけて、その人達を乗せていく。

結構いい稼ぎになるなw

 

 

 

ずっと訪れたかった憧れの九寨溝は、本当に本当に綺麗だった~

極上の景色。

見たことも無いような、美しいブルーの湖沼群。

 

 

 

 

 

ものすごく広いエリアに、綺麗な湖が点在していて、大量に投入されて人々をピストン輸送しているバスを駆使しても、やっぱとても一日じゃ見切れない。

ここに2日間費やすプランは正解だった。

 

 

てか、こんなに広いエリアを、あのたった一つの入り口で仕切って、内部を全部有料の施設にしてんのがすごいと思った。

誰がこーーーーーーんな、3、4千メートル級の山々が連なる僻地中の僻地の山奥に、こんな素晴らしい湖や滝がぽつり、ぽつりと点在してるって気が付いたんだろう。

日本だったら、一個でもあれば名所として観光地になるような景色がこれでもかと続いてる。

 

 

青の色も、湖によってそれぞれで、本当に綺麗だった。

 

 

 

こんな、摩尼車がクルクルと回り続けているところもあった。

 

 

摩尼車ってのは、この筒状の部分のところで、主にチベット仏教で用いられる宗教用具

中に経典が入っていて、一度回すとその経典を読んだのと同じ功徳を得られると言われている。

小さいものは手持ちが出来るものもあるし、寺院なんかにはずらりと並んでいて、手でクルクルと回したりできるけど、ここでは下に水車が付いてて、流れの水力を使ってずーっと回し続けていた。

 

 

周りにはタルチョが飾られていて綺麗。

 

タルチョーは、青・白・赤・緑・黄の五色の祈祷旗。

それぞれが天・風・火・水・地を表現してるんだって。

 

 

ああ、来たねぇ。

異文化の中に。

 

どっぷり浸れるねぇ

 

 

 

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Back from China

2014-09-23 20:03:37 | 海外

中国から帰って来た。

想像以上に厳しい警備に、あの国の抱えている問題の深刻さが身に染みた。

 

今回初訪問の四川省だったけど、かなり内陸部に位置していて、分離独立の問題を孕んだエリアへの拠点になり得る都市だし、自爆テロとか頻発しているからなのか、とにかくどこもやたら荷物チェック、ボディチェックが多い・・・。

 

 

まず初日に乗り換えで降り立った重慶の空港・・・。

目つきの鋭すぎる自動小銃(?)を抱えた兵士達でモノモノしい。

そして乗り換えするだけなのに、赤外線での荷物検査が2回、ボディチェックもあり、更に「あの部屋へ行け」という部屋に行ってみたら、荷物を開梱しての検査・・・。

 

そこで、持ってた全てのスプレー類を没収されてしまった・・・。

虫よけスプレーとか、ヘアスプレー、日焼け止め・・・・・・・・・、これからの旅で必要で全部揃えて来たのに・・・・・・・・・・

「ただのヘアスプレーですけど??」とか、「機内持ち込みじゃないよ、預け入れ荷物なんだから!」とか、「これからの旅で、全部無きゃ困る物なんですけど??」とか言ってみても聞いてくれるはずもなく、全て初日でおさらば・・・。

毎日、この柔らかすぎて、スプレー無しではどうにもならないバサバサの髪を持て余した・・・。

 

 

成都に着いてからも、ただ地下鉄に乗るだけなのに荷物検査があるのにもビックリした・・・。

乗るたびにいちいち荷物検査・・・。

駅構内で写真撮っても怒られる・・・。

ペットボトルを持ってるのを見つかれば中身は何だ?とチェックが入る。

日常生活、大変だな・・・。

 

 

帰りの便は成都からだったけど、ここでも厳しさを実感した。

なんか空港に着いて一個目のバス停で降りてしまったら、それはどうも通常の国際線出発ロビーとは違ったみたいで・・・。

けど、カウンターの位置を聞けば案内してくれるし、自分の搭乗便も受け付けてくれたんで、そこから入ってみたけど、いざ入ってみたらまた荷物検査とボディチェック、そのあとはすぐに搭乗口まで真っ直ぐに案内されて、免税店とか一切行けない・・・。

「あれ??なんでもう乗り口??お土産も買いたいし、免税品も見たいし、最後の四川料理だって食べたいし、空港の中見て回りたいから早めに来たのにーー!」って思って、「買い物行かせて」って荷物検査口に戻って頼んでみたけど、ダメって言われてそっから一歩も出してもらえなかった・・・

 

 

そっから出発までの間、「なんで?」、「なぜなん?」と悶々としながら考えてたら、そういえば「案内ボードが変わってるなぁ」、と思ったことに思い至った。

"International, Makau, Hong Kong, Taiwan"とか書いてあって、「どういう意味なんだろう?わざわざ3か国だけ特別に表記があるのは?」と不思議だったんだけど、きっと澳門、香港、台湾籍の人専用のゲートだったんだろう。

澳門、香港は、最近中国に返還されたエリア、そして台湾は自分たちは独立国だと思ってるけど中国側からすれば自国の一部と思っているという不透明な領土ということで、それぞれに不満分子、独立推進派みたいのが居そうな、不穏なエリア扱いなのだろう。

そういえば今香港で、次期行政長官選挙で民主派候補が事実上排除されることに抗議する学生たちのデモが起こってるもんね。

一国二制度、複雑過ぎる・・・。

それにお土産足りなくて困った・・・。

 

 

インターネットもね、Facebookはもちろん、Twitterも、Lineも、何もアクセスできませんわ。

強力なコントロール。

Yahoo Japanは開けるけど、中国系の記事はクリックしてみたところで開けないようになってる。

すごい情報操作だねぇ。

Facebookも、Twitterも、Lineもできないって・・・・・・、日本人にはそうとう寂しいわよ!w

 

 

 

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