よく大きな駅の前とかに立って、この雑誌を販売している人がいる。
THE BIG ISSUE。
販売員の皆さんは、職も住む家もなく、苦しい路上生活を強いられているホームレスの方たち。
なんとか現在の困難な状況から脱出しようと頑張っていらっしゃる。
それなら応援してあげたいじゃない。
ビッグイシューは、労働意欲があるのに仕事が見つからずホームレス生活を強いられている人々に、働き、収入を得る機会を提供し、自立を支援する事業なのだ。
どこでも見つけたら買うようにしている。
家が無くて、仕事が無くて、お金も無くて、今日食べるものにも不自由して、毎日が不安で不安でたまらない、誰かに救いの手を差し伸べて欲しい、と願っている人は、こんなに身近に居るんだよね。
屋根のある避難所があるわけでもないし、配られる毛布もないし、誰かが毎日食料を配給してくれるわけでもないし、支援物資も届かないし、心配して見に来てくれて彼らが困っていることを日本中に伝えてくれるマスコミも居ないし、いつか政府や自治体が仮設の住宅を作ってくれる予定 も無い。
本当に救いのない状態で、救いの手を待ち望んでいる人々だもの。
彼らが売っている雑誌は1冊300円。
一冊売るごとに、彼らの手元には160円が利益として残る。
彼らはそれを資本にまた最新号を仕入れ、販売し・・・と継続していくことで生きている。
1冊売れても微々たるものにしかならないけど、全く収入が無いよりはよっぽどマシ。
自分は料金を多めに渡したり、食べ物とお茶を差し入れたり、雨が降って濡れていればレインコートを持って行ってあげたり、困っていることは何か聞いて、自分でできることは精一杯やっているつもり。
どこでどう使われるのか分からない募金をするより、自分も嬉しいんだよ。
だって、自分がちょっぴり助けてあげられる人の顔を直接見られるんだもの。
こっちが申し訳なくなるくらいの「ありがとうございます!」って喜んでくれてる反応がダイレクトに返ってくるんだもの。
「ああ、こんなに微力だけど、この人をほんの少しだけ助けてあげられたかな」と思えるんだよ。
「たくさんの人は救えないけど、私はこの人を救おう!」って思えるんだもの。
彼らは、こういった駅の前などに立って、赤い帽子をかぶって販売している。
ビッグイシュー 販売場所
東京エリア
■山手線沿線
有楽町駅、 新橋駅、 浜松町駅、 田町駅、 品川駅、 五反田駅、 目黒駅、 恵比寿駅、 渋谷駅、 新宿駅、 高田馬場駅、 目白駅、 池袋駅、 御徒町駅、 駒込駅
■中央線・総武線沿線
御茶ノ水駅、 水道橋駅、 浅草橋駅、 飯田橋駅、 市ヶ谷駅、 四谷駅、 中野駅、 高円寺駅、 阿佐ヶ谷駅、 三鷹駅、 国分寺駅、 国立駅、 立川駅、 日野駅、 八王子駅、 武蔵境駅、 武蔵小金井駅
■東西線 早稲田駅、 飯田橋駅
■半蔵門線 九段下駅
■銀座線 京橋駅 、 表参道駅、 虎ノ門駅
■千代田線 赤坂駅
■丸の内線 赤坂見附駅、 後楽園駅、 本郷3丁目駅
■東急田園都市線 三軒茶屋駅
■西武新宿線 田無駅
■都営新宿線 明大前駅、 曙橋駅、 調布駅
■京王線 笹塚駅
大阪エリア
■梅田周辺
大阪駅
■淀屋橋周辺
淀屋橋駅
■肥後橋・本町周辺
堺筋本町駅、 肥後橋駅、 本町駅
■福島周辺 福島駅
■野田周辺 阪神野田駅
■京橋周辺 京橋駅
■天神橋筋周辺 南森町駅
■天満橋周辺 京阪線天満橋駅
■難波・心斎橋周辺 心斎橋駅、 難波駅
■天王寺周辺 天王寺駅
■堺周辺 なかもず駅、 南海線堺東駅
■高槻周辺 JR高槻駅
■茨木周辺 JR茨木駅
■豊中周辺 阪急豊中駅、 千里中央駅
■枚方周辺 京阪樟葉駅
■寝屋川周辺 京阪香里園駅
■池田周辺 阪急石橋駅
その他のエリア
■北海道 JR札幌駅、 地下鉄大通駅、 地下鉄琴似駅
■東北 青森:現在販売中止中/ 宮城: 仙台
■北陸 石川: 金沢周辺
■関東 千葉: 船橋/ 神奈川: 横浜、 川崎、 溝の口/ 埼玉: 大宮、 浦和
■中部 名古屋: 名古屋、 栄、 伏見、 金山、 星が丘
■関西 京都: 四条河原町、 三条京阪
奈良: 学園前駅
兵庫: 三宮周辺、 六甲道、 西宮北口、 尼崎、 川西能勢口
■中国 広島: 広島駅
■九州 福岡: 天神 / 熊本: 熊本パルコ/ 鹿児島: JR鹿児島中央駅、 天文館通駅
このホームレスの皆さんを救うための基金だってある。
ビッグイシュー基金
一人一人のできることは小さいかもしれないけど、みんなのパワーが集まれば大きな力になるよ。
これぞLove Power!!
今、ご自分がホームレス状態に陥っていて、ネットカフェとかで寝泊まりして見ている人も読んでるかもしれないから、このリンクも。
路上生活する上で必要な炊出しや泊まる場所などに関する情報や、仕事を見つけるなど路上脱出に利用できる社会資源の情報などをまとめてある。
情報がなければ、そこにたどり着くこともできないもんね・・・。
これを読んで、なんとか食べるものにたどり着けるように、社会的保護を受けられるように、仕事獲得の足掛かりを見つけられるように、ほんと祈ってます。
頑張れ!一人じゃないぞ!!
絶対に立ち直れる。
自分を信じて
こういう悲しい思いをしている人が一人でも減るように祈ってる。
彼らが、もう一度チャレンジする機会を得られるように祈ってる。
自分の周りにも困っている人はたくさん居て、そして彼らに小さな救いの手を差し伸べることは、毎朝の通勤の途中でも可能なんだよね。
たくさんの人にそれに気づいてほしい~。