ドレスデン、とうとう世界遺産指定が解除になっちゃったね・・・
せっかく登録されてたのに・・・、観光の大きな目玉、貴重な収入源になるのに。
たった一本の橋のせいで・・・。
あんなに素敵な歴史的建造物がたくさん残っているのに、もったいないね。
最近は自治体がすごく努力して世界遺産登録を目指していたり、石見銀山みたいに実際に新規に登録されたりして喜んでるところもあるけど、いざ登録されても、ちょっとでも基準に合わない開発なんかがされれば、こんなふうに解除されてしまう危うさもあるんだから、登録自体よりも登録されて以降の永続的な維持のほうが何倍もたいへんだろうなぁ・・・
、と今回の件を見て思った。
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ドレスデンは、本当に中世の街がそのまま現代にタイムスリップしてきたかのような素敵な街だった
昔、ポーランドのクラクフにアウシュビッツ強制収容所を見に行って、そこからドイツのフランクフルトまで国際列車で戻る時に、「あまりの長旅で、ずっと列車に乗り続けてるのは苦痛だなぁ」と思って、どっか中間地点で途中下車して何泊かしようと決めて降りたのがドレスデンだった。
降りた時には、街に関する知識はほとんど持ち合わせていなかった。
旧東ドイツ領だったことも、街の歴史も、雰囲気も、全然知らなかった。
だからあの壮麗な建物が街中に散らばる、美しい古都にすご～～く感動した
世界遺産の街であるとも知らずにあちこち歩き回った
たまたま見に行くことに決めたお城への交通手段に船がある、と知って乗ったのが今回橋が架かってしまうエルベ川とエルベ渓谷を巡るクルーズ船
だった。
美しい建物が並ぶ風景をうっとりと眺めながら、のんびりと進む船旅は非常に楽しかった。
あそこに近代的で、雰囲気ぶち壊しで、すごい数の車がブーブー走っている橋がかかってしまうのは、観光客目線で言えばやはりちょっともったいない・・・
けど、住んでる人からしてみればやっぱり利便性が一番だろうからなぁ・・・。難しい問題だ・・・。
世界遺産って、まぁいろいろ選ばれる基準はあるんだけど、観光として見に行って楽しいものばかりかというと・・・・・、そうでもないよね。
例えば、今年行ってきたマカオのこの壁。
こんな、一見ただの古い壁のここが、この横でプッツリ終わっているこの短い壁が、 「世界遺産です！」って言われても・・・・・・・・、ねぇ・・・・・・
