今日の「休日のバッハ」は、有名なイタリア協奏曲の第2楽章アンダンテです。普通は、ハープシコードかピアノ独奏で演奏されますが、これをオーケストラの曲に編曲した盤が今週到着しましたので、そちらの方をご紹介します。
この盤は、「BACH METAMORPHOSES」というタイトルに惹かれて購入しました。メタモルフォーゼというのは、生物学で言う「変身」あるいは「変態」という意味です。さなぎから蝶への変態がその典型例ですね。
このことからも分かるように、本来ハープシコードやピアノ独奏用の曲を、YOAV TALMIというイスラエル生まれの指揮者が、オーケストラ用に「変身」させております。
ヴァイオリンとオーボエそれにファゴットに導かれた序奏の後、凛としてハープシコードが主メロディを奏でるところなど、大変良く「変身」できております。オーボエがこの世の不条理を、そしてファゴットがこの世の不確実性を暗示しているかのようです。それを跳ねのけて「変身」に導くのがハープシコード、といったところでしょうか。
「変身」状況をリアルに聴くには、この曲は、少し良い装置で鳴らした方が良いようですね。パソコンに接続した筆者の「タイムドメイン・ミニ」のスピーカーでは解像度が今一つでした。
なお、演奏時間の5分7秒というのは、不世出のピアニスト、リヒテルのピアノ演奏盤と1秒違いです。「変身」にはどうしてもこの位のゆったりとした時間の流れが必要なようです。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
この盤は、「BACH METAMORPHOSES」というタイトルに惹かれて購入しました。メタモルフォーゼというのは、生物学で言う「変身」あるいは「変態」という意味です。さなぎから蝶への変態がその典型例ですね。
このことからも分かるように、本来ハープシコードやピアノ独奏用の曲を、YOAV TALMIというイスラエル生まれの指揮者が、オーケストラ用に「変身」させております。
ヴァイオリンとオーボエそれにファゴットに導かれた序奏の後、凛としてハープシコードが主メロディを奏でるところなど、大変良く「変身」できております。オーボエがこの世の不条理を、そしてファゴットがこの世の不確実性を暗示しているかのようです。それを跳ねのけて「変身」に導くのがハープシコード、といったところでしょうか。
「変身」状況をリアルに聴くには、この曲は、少し良い装置で鳴らした方が良いようですね。パソコンに接続した筆者の「タイムドメイン・ミニ」のスピーカーでは解像度が今一つでした。
なお、演奏時間の5分7秒というのは、不世出のピアニスト、リヒテルのピアノ演奏盤と1秒違いです。「変身」にはどうしてもこの位のゆったりとした時間の流れが必要なようです。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。