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休日のバッハ(8.14.10)

2010-08-14 09:02:09 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、幻想曲とフーガイ短調(BWV904)から、ファンタジアです。

本来はクラヴィコードで弾く作品ですが、バッハのクラヴィーア曲は、どうみてもピアノで弾いた方がより曲想が拡がり、ダイナミックに演奏できるようです。

あの平均率クラヴィーア曲集にしても、ヘルムート・ヴァルヒャの、確か東芝EMIから出たチェンバロのLP盤を1年間毎週末に聴いた後、スビャトスラフ・リヒテルのピアノを聴いた時のあの異次元の演奏には全く参ってしまいました。

しかし逆に言うと、バッハは表現力が貧弱なクラヴィコードで作曲したが故に、楽器に影響されない音楽性の追求に専念できたとも言えそうですが、同年代の作曲家も同じ条件であったことを考えると、その音楽性の追求の次元が、バッハ一族の他の音楽家はもとより、同時代のいかなる作曲家とも異なっていたということが言えそうです。

そのことが、筆者をして、チェンバロ演奏の平均率を1年間も飽きずに聴かせた理由の一端でもあったわけです。何事も基礎の基礎から学び作り上げるには、「貧弱な環境」の方が良いこともあるという一例かも知れません。

バッハの音楽は、同じ時代のバロック音楽と違い、そのポリフォニックな作りのせいなのか何なのかはうまく説明できませんが、「音楽の素性」が全く異なるため、バッハ以外のバロック音楽はすぐに飽きてしまいます。

モーツアルトはそれなりに甘いメロディに惹かれ入りやすいのですが、筆者がたまに聴いているのはレクイエムだけです。

バッハの音楽は楽器を選びません。シンセサイザーの演奏でもジャズ風の演奏でも聴かせます。骨組みがしっかりした建築物のようです。外観は時代に合わせていかようにも変貌させることができます。モーツアルトの音楽はそこが駄目ですね。

話はがらりと変わって、このことは企業についても言えることです。

2006年にソフトバンクの理念についての記事をアップしました。そこで孫社長は、理念・ビジョン・戦略を階層的に位置づけた上で、最初の理念が一番大事だと言っております。企業の土台となる骨組みのようなものです。「企業の素性」を知るには、まずその企業の理念を知ることですね。

今日の演奏はアンジェラ・ヒューイットのSACD盤です。冒頭から、精神が清められるような、誇り高き孤高の雰囲気にこの曲を仕上げております。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
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市場概況(8.13.10)

2010-08-14 07:45:11 | 市場概況
8月13日(金)の市場概況です。 赤字部は14日朝の更新

◆日経先物:9270(+80円)OSC44%(+1%)8月11日のOSC41%、終値9280円から切り返しに転じたか? RSIは-6%の44%。
◆日経平均:9253円(+41円)OSC50%(+6%)8月12日のOSC44%、終値9212円から切り返しに転じたか? RSIは-1%の42%。
◆TOPIX:831(+3)OSC52%(+6%)8月12日のOSC46%、終値828ポイントから切り返しに転じたか? RSIは-1%の43%。
◆マザーズ指数:374(+2)OSC49%(+5%)8月6日のOSC34%、終値378ポイントからコンバージェンス中。 RSIは-5%の29%。
◆ヘラクレス指数:576(-2)OSC46%(+2%)8月2日のOSC60%、終値604ポイントから下落中。 RSIは-7%の33%。
◆ドル・円:86.24円(35銭の円安)OSC59%(+1%)3日の41%から切り返し軌道に乗ったか?RSIは45%(+6%) 更新
◆ユーロ・ドル:1.275ドル(-0.0008)OSC37%(-4%)6日の64%から下落中。RSIは38%(-8%) 更新
◆USドルインデックス:82.93(+0.3)13日終値。200MAタッチから大幅反発。まだリパトリエーション進む。 更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.36938%(-0.00687%)8月13日終値。3月中旬から金利急上昇するも、5月25日あたりからのフラット状態から緩やかな下げ継続中。ついに0.4%割れし下げ加速中。 更新
◆ユーロLIBOR(3ヶ月もの):0.83188%(-0.0025)8月13日終値。6月末から上昇加速中。やっと上昇と低下を繰り返しフラット状態に。 更新
◆米10年債利回り:2.68%(-0.06)8月13日終値。2.5%を目指すか動き。更に金利低下。 
◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:13%(+7%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:68%(-7%) 
◆NYダウ:10303ドル(-17ドル)OSC52%(-3%)13日終値。RSI37%(-7%)9日のOSC75%から下落中。 更新 
◆VIX指数:26.24(+0.51)13日終値。200MA(23.43)を超え、50MA(26.65)に肉薄。これを超えるかどうか注目。 更新

今日の日経平均、TOPIXともに反発の際の典型的な形で終わっております。引けにほぼ先物が高値をつけるなど気持ち悪いぐらいの高値引けです。

その反発の典型的な形とは、

1.高値・安値ともに前日を上回っていること。
2.OSCがその前日の値を超えて、更に前々日の値をも超えていること。
 (11日、12日の44%がターゲットでその前日の10日の49%を今日は超えております。)
3.終値がプラ転していること。

通常はOSCが40%前後に落ちた段階で、上記の条件に当てはめますが、このところの最低値が42%-44%ですので、一応ほぼ条件を満たしていることになります。

来週月曜日に、日経平均とTOPIXが反発する確率は約80%程度と推定します。

それにしても、結果論ですが楽天やTDKを手放したのは失敗。

代わりに、引け近くにこのところあまりにも押されている9603HISを1856円で買い、6784プラネックスHDを68800円で買いました。いずれも最後にドスーンと一撃食らいました。

玉の輿の縁談を断って、バングラデシュの貧困街の娘さんと、何だか知らないうちに入籍したような気持ちです。人間、訳の分からない行動をとるのは古今東西変わらぬ心理か。。。

ダウの下げ幅は小さいもののVIX指数が結構上昇。米国債金利も更に下落。ドルインデックスも上昇を続けており、リスク資産からの資金回収の動きは継続中。
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8月13日(金)のつぶやき

2010-08-14 02:26:56 | 株に出会う
08:23 from web
「朝の外資系証券10社経由の注文状況は、売り1740万株、買い1110万株、差し引き630万株の売り越し」との観測だそうです。なお、主な自社株買いは、8725MS&AD、1964中外炉など。
11:15 from web
昨日まで市場の見立ては、ハイテク銘柄が良くないということですね。液晶やLED、それにパソコンやシスコに代表されるネットワーク関連まで。持ち越しの6762TDKと7717Vテクノロジーはもろに影響が出ると思い、両方ともプラスの時売り。ついでに楽天も売り。これは悲観的過ぎたようです。
13:28 from web
場が全く動きません。参加者が非常に少ないようです。お盆の時はにわかデイトレーダーが湧いて出ていたものですが、これじゃ、葱をしょった鴨がいなくて商売あがったりです。
14:00 from web
先物が9260円のピーク超えに苦労しております。これに失敗すると反落の恐れがあり、今は迂闊には買いには入れない状態ですね。9270円を一旦つけてから売りが湧き出る可能性もありますが、何せ為替が安定しております。
by mariomariot on Twitter
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