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どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

9マイルレース完走・・・・

2006-09-02 23:43:21 | かたまった

はっきりいって、独自の闘い、自分とだけの戦いだった。

参加者は32人くらい。くらいというのは事前申し込みは27名だったが、当日参加が何人かあったもよう。

朝7時のスタート。受付は6時から始まっているはずなのに・・・・6時20分に到着したが、案内に書かれていた場所に受付がない。なにかひっそりしているし、いつものレースとは様相が明らかに違っている。

あれ?と、目を凝らしてみると、暗がりの(早朝7時前はミシガンでは暗い)中に、テントがひっそりと立っている。参加者もちらほらと見える。ほんとにちらほら。老若男女ではない。屈強な男性に、テレビでのみ見るような、へそだしマラソンウェアーを身に着けている女性達・・・・・・私は場違いなところに居ることにすぐに気づいた。

靴につけてタイムはかるチップをくれた男性スタッフが、走ったことはあるか?と私に聞いてきた。心配そうな表情だ。4回目と、答えると安心してくれた。でも・・・・・身なり、体つきで、その人がどんなランナーなのかは結構わかるものだと、私も理解している。私のようの体つきの人は、他に居ないから、心配にもなるのだろう。絞られていないし、筋肉ではないからなあ。私にあるのは・・・。

でも、ここで引き返さないのが私のいいところ。今回は、このことに関しては自分を褒めたいと思っている。

スタート直後は、わたし以外全員で先頭集団を形成し、すさまじいスピードで飛び出していった。私は、自分の走りを考え、完走を意識し、いつものペースで走り始めた。しかし、なんともマイナーなレースで、沿道に人っ子一人いない。今思い出してみて、居たのは(会ったのは)、ボクサーのような犬一匹と、野生のリス、ウオーキングのおじいさん二人、後は、5キロごとの給水場所でボトルをくれたスタッフ10名程度だけ。おまけにコースは美しい自然の中の遊歩道(始めて見た)、安全ではあるが、車も来ない。先頭集団からだんだんと離れて、いつの間にか私しか居ない。あれ、コースはどうなってる??そこで、助かったのが道路に書いてある緑の矢印。矢印だけを頼りに、独自に戦う。

自然の中の遊歩道はなんとも美しく、気温は15度。走りやすいし、わくわくするようだった。でも、そのうち静かすぎて、寂しくなってきた。

そこで、先頭が大体1キロメートルを3分くらいでくるだろうから(私で6分くらいかかる)、何分したら折り返してきた先頭の人と会えるかなあ???と計算したりした。

しかし計算どおりには来ないから、結構先頭の人も早くはないのかなあ・・・と、自分をまったく差し置いて考えたりする。結局52分過ぎに先頭の人と会う。ああ、この人が先頭なんだ・・・次は・・・と、自分以外の人の順位を楽しんでみたりもできた。

折り返しても独自の闘い。今までの経験だと、前半を飛ばしすぎた人たちがそろそろ落ちてくるのだが・・・・・さすがに、誰も落ちては来ない。

1時間10分ころまで、トコトコ走り、のこり1マイル(1.6KM)で、ばねを使った走りに変えた。自分ではここからが見せ場のつもりだったが、結局独自の戦いは最後まで続いた。ゴールには、走り終えた人たちが待っていてくれた。応援団はだれも居ないから、参加者だけで称えあう静かなゴールだった。完走はできたけど、レースだからやっぱり・・・正直言って悔しい。

今度のレースにはもっといいタイムで走りたいと、走り終わって思った。

今日は兄の誕生日。記念のレースにするつもりが。。。。。。ある意味そうなった。でも、走ってよかった。天使に微笑んでもらえたような、爽快感がある。