母は甘酒を作るときはもち米を使っていた。
鋼の大釜で粥状に米を炊き、
麹を混ぜてから新聞紙で蓋をして
木の蓋を載せてから
炭火の掘り炬燵に置く。
羽釜の底は丸いので、
誰かの足がぶつかると
揺れてこぼれる。
出来上がりを楽しみにしていた兄と私。
なのに、甘くて好きにはなれなかった。
今度こそはと試してみるのだが。
大人になって、ふつうに飲める甘酒。
掘り炬燵はないから、
息子が置いていった蓋のない電気炊飯器で湯煎にする。
これまでに忘れられない甘酒は、
嵯峨野「平野屋」で元日に飲んだのと、
花背の陶芸家・小松華功さんの雪のかまくらの中で飲んだの。
どちらも羊歯の茎がマドラー代わりに付いていた。
鋼の大釜で粥状に米を炊き、
麹を混ぜてから新聞紙で蓋をして
木の蓋を載せてから
炭火の掘り炬燵に置く。
羽釜の底は丸いので、
誰かの足がぶつかると
揺れてこぼれる。
出来上がりを楽しみにしていた兄と私。
なのに、甘くて好きにはなれなかった。
今度こそはと試してみるのだが。
大人になって、ふつうに飲める甘酒。
掘り炬燵はないから、
息子が置いていった蓋のない電気炊飯器で湯煎にする。
これまでに忘れられない甘酒は、
嵯峨野「平野屋」で元日に飲んだのと、
花背の陶芸家・小松華功さんの雪のかまくらの中で飲んだの。
どちらも羊歯の茎がマドラー代わりに付いていた。
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