デジタル ママコ

2018-07-26 18:28:45 | 生物
ママコノシリヌグイの花が増えたので

部屋に飾るため摘むことにした

ついでにクチナシも

実がよく見えるように小枝と新葉を摘むことにした

剪定鋏でチョキチョキやっていると

外の通りにおばあさん(私よりも)が立ち止まって

「虫がいるんでしょう」と話しかけてきた

「ええ、小さいのが」実がよく見えるようになんて説明は煩わしい

老(私より)婦人のイントネーションに親しみを覚えたので

「関西の方ですか」と言葉をつないだ

「えー、もう60年もこっちに住んでるのに直りませんねえ
公園の向こう側の家です。このクチナシ昔はもっと広がってましたよ」

以前同様に私が植木を触っていると

立ち止まってこの家を眺める夫人がいた

「私30年前にここに住んでたんですよ
社宅になっていて玄関もお風呂の焚口も違うところにありました」

こんな風に見られているとしたら

ママコノシリヌグイがエスケープして公園にはびこったら

すぐに犯人は私だとわかる

そして遺伝子検査でもされたら

なんで九州のママコがここに と言われる

京都で見つかるオオサンショウウオは今や

中国系の遺伝子を持ったものが殆どと嘆かれている

しかし細胞はある期間が過ぎると新しく入れ替わるといわれ

ママコの材料となったのは東京の水と土

あれー? 遺伝子って何

DNAは新しくなっても遺伝子情報は受け継がれる

そうか ママコよお前はめっちゃディジタルやったんや

私は今パソコンとwebに振り回されてディジタルに拒否反応が起きる

というけれど ほな人間のうちは?