オロナイン

2018-07-02 09:58:25 | 日記
クチナシの小枝が

うるさいほど増えたので

チョチョッと切ることにした

公園のけやきの隙間からまぶしい朝日が差すのを避け

足元ははびこったママコノシリヌグイが絡みつくのを避け

体をねじってまるでなんとかゲームのような体勢で

剪定鋏を使っていたら、あーっ

サンダルからはみ出た親指に刃先から落としてしまった

出血するやろなあと思いながらも

残った剪定を終えてから家の中に入った

先日買ったばかりの瓶入りオロナインをたっぷりつけておしまい

昔はオロナインは使ったことがなかった

例によって母はよその家で普通のことが普通じゃなかったので

子供の頃は赤チン(マーキュロクローム)もつけたことがない

傷には、アメリカのおばがくれたkippyrolというのを塗っていた

その薬に京都三条の薬店で再会したときはうれしかった

さてその私がオロナインを使うようになった理由は

カフェをはじめたとき

まあ店を出すといろんなとこからいろんな人がやってきて

ああしろこうしろ言いまくる

その中の一つが富山の置き薬やだった

多種の薬を入れた薬箱を置いていき

使った分だけ翌年払うしくみ

その中にオロナインがあった

当然のように調理場では誰かケガをする

それでつい私もつかうようになった

よその家で使う薬がわたしの常備薬になった

時々山手線の中で見るオロナインのcmに好感を持っている

さわるというシリーズで

子供が自然に触れる様々な場面が紹介される

オロナインをつける場面は出てこない

しかし、あーわかるわかると思い出の中に実感がよみがえる

子供時代に痛い思いをしながら自然を学んでいった体験

cmは、触るって冒険という言葉で終わる

そのとおり

今朝も親指のけがのほか、あちこち虫に刺された

ところで剪定はクチナシをすっきりさせるため?

それもあるけど一番は

結実したクチナシの数を数えるのに

邪魔な枝をどけたかったのだ