巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

NBAファイナルに臨む両HCの現役時代

2016-06-13 22:19:03 | NBA
私がNBAを好きになったのは多くの人がそうだと思いますが、バルセロナオリンピックでドリームチームを見てからです。1992年ですのでJリーグ開幕の1年前になります。あれから20年以上経ちましたが、NBA、Jリーグに共通して言えることは当時は選手だった世代が、今度はヘッドコーチ(監督)としてチームを指揮しているということです。

Jリーグでは森保一(広島)、長谷川健太(G大阪)、井原正巳(福岡)、名波浩(磐田)、小倉隆史(名古屋)らがそうです。

現在NBAファイナルが行われていますが、両チームのHCスティーブ・カー(ウォリアーズ)、ティロン・ルー(キャバリアーズ)の現役時代のプレーを私は見ています。

しかしJリーグで先に挙げた5名はいずれも日本代表を経験していますが、カー、ルーの両HCはアメリカ代表とは無縁のプレイヤーで、一流の証であるオールスターには1度も出場していません。

スティーブ・カーはキャリアのほとんどがいわゆるベンチスタートです。
調べてみたらトータルで910試合出場していますが、先発はわずか30試合です。というより30試合も先発した試合があったのかと驚いたくらいです。93-94シーズンから5シーズン、シカゴブルズに所属しています(2度目の3ピートのメンバー)がブルズ時代はすべてベンチスタートでした。

身体能力のないカーの唯一の武器は3ポイントシュートで、それ以外の能力はNBAレベルの選手ではありません。それでもその唯一の武器でチームに貢献し5度も優勝を経験しています。

一方、ルーはキャリア554試合中、173試合と結構多く先発出場しています。
がそれはチームが弱小であったからで、若手時代に所属したレイカーズ(この時期はシャック&コービーの時代で黄金期)を去ってからは毎年のようにトレードの駒として扱われてしまいます。

2人とも選手時代は決して「名選手」ではありませんでしたが、指導者としてNBAファイナルの舞台に立つまでになりました。
日本の場合、名選手イコール名指導者と結び付けたい傾向にありますが、アメリカは違います。どちらが良いかはわかりませんが、名選手じゃなくても、指導者としては優秀な人はたくさんいるし、そういう人の方が他人の痛み(控え選手の気持ち)をよくわかっているのかもしれません。

またカー(191センチ)もルー(183センチ)もけっして体格に優れた選手ではありませんでした。NBAで最多アシストの記録を持つストックトンも185センチしかなく、身体能力も高くありませんでした。日本では9月からいよいよBリーグが開幕しますが、これを機にバスケのレベルが上がって、田伏に次ぐNBA選手が出てきてくれればうれしいです。
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