開幕戦勝利 ほんの数センチの差

巨人12－４阪神

順番が逆になったけど開幕戦の感想を。
たかが１勝、されど１勝。やはり開幕戦の勝利は特別なものである
オープン戦23打席ノーヒットだった坂本がプロ入り100号を含む３安打猛打賞、片岡が移籍後初ヒットがホームラン、ロペスも打ち、活躍が疑問視されてた‘下村’ではなくアンダーソンまでもがホームランと４本のホームランで大勝した。

先発の菅野は４失点したものの自責点は０。これは先頭打者の出塁がエラーだったため。入団２年目の投手が開幕戦に登板して勝ち投手になるのはナント54年ぶり。江川・上原（それぞれ80年・2000年に２年目で開幕投手も黒星）でもなしえなかった偉業だ。
大和に打たれた先制打も打球があと数センチ、ボール１個いや半個、外だったらファウルだった微妙な当たり。ただゴメスに２点２ベースを打たれたのは余計だった。

決勝打はプロ入り６年目で初の開幕スタメンの橋本到。４対４の同点で迎えた５回２死１・２塁で能見のストレートを捉えた打球は右中間を破った。２者生還しこれが決勝打となった。
この打球、ライト福留がダイブして捕りにいったが、ほんの数センチ、グラブに届かなかった。

今から24年前（1990年）の開幕戦でこんなことがあった。ルーキーだった大森剛（この時、プロ初打席）の打った打球は左中間を破るかと思われたが、ヤクルトのセンター・栗山英樹（現日本ハム監督）がスーパーダイビングキャッチ。決勝点を許さなかった。多くの関係者が「あの時、打球が抜けていれば大森はプロで成功していた」と言わしめたほどのプレーだった。

それを考えると橋本は運を持っている。はたして、この一打が橋本の野球人生を代える一打になるか？

試合前には球団ＯＢ、スタッフらが集結し、創立80周年の記念イベントが行われた。長嶋さんはもちろん、松井秀喜や張本勲、堀内の顔も見えたな。
80年前というと、1934年。まだ第２次世界大戦が始まる前である。改めて伝統のある球団だと思った。
それなのに、昨年の日本シリーズでまだ創立９年の楽天に日本シリーズで負けたのが悔しくてたまらない。幸い、今は交流戦がある。４試合だけだが、きっちり‘お返し’をしないといけない。まだ先の話だけどね。

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代打・由伸ではなく井端だったのでは？（結果論だけど）

巨人３－５阪神

今シーズン初黒星
決勝点は‘勘違い’で取られた。

３対３の同点で９回表無死満塁。西岡ファーストゴロ
　　　↓
先にロペスがファースト踏む。西岡アウト。ロペスホームへ送球
　　　↓
阿部が勘違いしてホームベースを踏んで１塁送球
　　　↓
その間に、３塁走者・上本勝ち越しのホームイン

これに関してはねぇ。なんとも言えません。ロペスがホームへ投げる一連の動作の中で右足で１塁ベースを踏んでたからわからなかったのかなと…。まあ、責めるのはやめときます。マシソンも３失点でＫＯされたけど彼が打たれて負けたのだから仕方ない。

敗因は16安打を打ちながら３点しか取れなかったこと。残塁14はあまりにも多すぎる。
特に４回無死満塁で１点も取れなかったのが、後々響いた。１死満塁になって先発の杉内に代えて代打・高橋由伸。巨人は勝負に出たんだけど、由伸が三振。続く坂本も三振。ここで１点でも取っていたらなあ。

この試合、お互い総力戦になったわけだけど、試合に出なかった野手は捕手の小林、実松。代走要因の尚広。そして井端。４回の満塁の場面だけど、由伸じゃなくて井端の方が相手は嫌だったんじゃないかな？１死満塁で四球を出すわけにはいかない場面。しかも三振をなかなかしてくれない井端の方が適任だったように思う。由伸を出すには早すぎたかなと…。結果論だけど。ただ井端を出さずに負けたのは悔しいし、いまいち腑に落ちないのは事実。

打線はこの２試合でよく打ってるけど、阿部の状態が心配だ。やはり首痛でオープン戦にあまり出られなかったのが響いてる。バットが出てこないから、現状だとヒットは左方向にしか打てないだろう。あと５ゲームくらいはつなぎに徹してもらいたいよね。幸い、すぐ後ろのロペスは好調なわけだから。

まあ、長いシーズンだから負ける時はある。切り替えよう。明日だ明日。いちいち引きずってたら144試合、持たないよ。

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