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阿武隈急行・ホリデー宮城おとぎ街道号~JR直通列車は土休日になるとヘッドマークも…

2008-09-12 | 鉄道[東北]

先日取り上げた阿武隈急行の8100系電車は、阿武急線内を走る列車では主に2両編成で運転され、宮城県方や昼間の福島発着列車などでは、現在ワンマン運転を実施している列車も多数存在する状況です。

ただ現在唯一の他線直通列車となっており、朝夕にそれぞれ一往復が運転される梁川~仙台間のJR直通列車は、阿武急8100系を使用していながらも、2編成併結の4両編成で運転され、これも東北本線仙台近郊では標準的な部類に入りますが、阿武急線内でこの列車に遭遇すると、随分長い編成と感じたものです。

このJR直通列車は毎日2往復の運転ながらも、平日と土休日で朝に運転される列車の時刻が異なっている他、土休日に運転される列車の1往復(朝仙台発と夕仙台着)は「ホリデー宮城おとぎ街道号」という名称付きの列車で運転されている事も特徴です。

MAKIKYUが阿武急に乗車した際は日曜日で、たまたま夕方に仙台着となる列車の時間だった事もあり、阿武急線内~仙台まで「ホリデー宮城おとぎ街道号」に乗車したのですが、車両自体は阿武急線内ではありふれた存在の8100系とはいえ、比較的大型の四角い特製ヘッドマークが取りつけられている事は、レアな存在と言える阿武急直通列車の存在を大きくPRするのに一役買っています。

しかも阿武急では珍しくない車両とはいえ、仙台では一日2往復しか運転されない珍車的存在で、比較的最近までJRでも割合類似した車両とも言える417系や717系が運用されていたものの、これらも近年運用離脱してステンレス製車両ばかりになっていますので、417系などが走っていた頃は、素人目には「JR車両の色違い」に近い感を受けてもおかしくなかった8100系も、今では非常に目立つ存在になっています。

またMAKIKYUがこの列車の乗車している際に、長町辺りでたまたま乗り込んできた乗客が「随分古い電車」と驚いていたのも印象的で、国鉄の面影を漂わせる車内の雰囲気や走りっぷりも影響しているのかもしれませんが、年代的には「ボロ」と言う程の車両ではありません。
(JR某社の交流電化エリアなどでは、この車両と同程度でもローカル用では新しい部類に入る程、老朽車がゴロゴロしている状況ですが…)

一般客がこの様に錯覚する様を見ると、JR東日本が近年猛烈な勢いで車両取替えを進めた事を、改めて印象付けられたものですが、ステンレス製電車ばかりが走る東北本線の仙台近郊で、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も阿武急直通列車の時刻に当たる事がありましたら、異色の存在とも言えるこの列車、それも可能であれば特製ヘッドマーク付きの「ホリデー宮城おとぎ街道号」に乗車してみては如何でしょうか?



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