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伊豆大島で大規模な土砂災害・路線バスも一部運休に

2013-10-18 | バス[首都圏]

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は、ここ数日ニュースなどで盛んに報じられていますので、東京都・伊豆大島で発生した台風被害による大規模な土砂災害と、これによる多数の家屋崩壊など物的損害をはじめ、多数の死傷者や行方不明者が発生している事は、ご存知かと思います。

今回の土砂災害は、大島町の役場などが存在し、島内に2つ存在する旅客港の一つ・元町港(もう一つは岡田港)もある島の中心地区でもある元町地区で発生しています。

MAKIKYUは伊豆大島には2回程足を運んだ事があり、その際には元町地区にも足を延ばしているのですが、ニュースなどで報じられている状況を見るだけでも、状況が一変している事を痛感させられ、相当な大災害である事を実感させられます。

不幸にも今回の土砂災害で亡くなられた方には、この場でご冥福をお祈りすると共に、負傷された方の早期回復を願うばかりです。

また今回大規模な土砂災害が発生した伊豆大島の島内交通は、大島旅客自動車(大島バス)の路線バスが一手に担っており、MAKIKYUが伊豆大島へ足を運んだ際には、同社路線バスも利用していますが、台風の影響による大規模な土砂災害発生後、昨日まではずっと運休が続いていた様です。

同社HPも現在更新が困難な状況となっている中で、ブログ(乗務員のトクダネ情報)において、今日から生活路線(大島公園ライン・波浮港ライン)の通常運行再開が報じられています。


大島バスではこの2つの生活路線(PASMOなどのICカード類は通用しませんが、東京都内だけあって東京都シルバーパスの通用対象路線にもなっています)を中心に、近年では写真の様な首都圏中古車も導入しており、以前「MAKIKYUのページ」で取り上げたこともありますが、黄色一色の大胆で明るい装いが特徴的です。


また大島バスでは一般路線でも、観光バスタイプの車両を多数使用しているのも大きな特徴で、伊豆大島観光の目玉・三原山へ向かう「三原山ライン」などの路線も運行していますが、この三原山ラインや観光バス運行に関しては、当面運休が報じられています。

現状では島内住民の生活確保や復興が最優先で、余所者が観光など不要不急の用件で出向く状況ではないと思いますが、伊豆大島は久里浜や熱海から東海汽船の高速船・セブンアイランド(ジェットフォイル)を利用すれば本土から僅か1時間、首都圏各地からは比較的容易に訪問でき、首都圏からは最も簡単に足を運べる離島と言っても過言ではないと思います。

大島島内の状況が落ち着きを取り戻し、三原山観光などもできる状況になった暁には、MAKIKYUも再び伊豆大島へも足を運べれば…と思っており、早期の災害復旧・復興を願いたいものです。