もう今から20年以上も昔のこと・・・一応ダンサーの端くれだった若かりし頃、同級生でもありダンス仲間(ライバル?)のueちゃんといっしょに、この映画「コーラスライン」を見に行きました。
ブロードウェイを夢見る若きダンサーたちの熾烈なオーディション風景を描くミュージカル映画。
そのコーラスラインがブロードウェイミュージカルに復活しています。
ニューヨークへ行ったなら何か一本はミュージカルを見たいと思い、今回はこれを見ることに・・・
チケットの購入
普通に1階席で見ようと思ったら $111.5 です。 高~い! 日本で予約するともっと高い!
15,000円も出して見るほどのミュージカル大ファン!という訳でもありません。
安く購入することができたら見たいなぁ・・という程度。
おなじみの「tkts」
当日売れ残っているチケットを約半額で売ってくれるところです。
電光掲示板に希望のミュージカルがあるか確認して並びます。
2006年5月からtktsの場所がマリオットマーキースホテルに変わりました。
以前のタイムズスクエアにあったときは、何時間も並ぶという長蛇の列も風物詩のひとつでしたが、窓口数が増えたのであまり並ぶことなく購入できるようになりました。
10分ほど並んだだけで50%OFFチケットGET
$3の手数料込みで$56.5でした。
1階席のほぼ真ん中あたりで、特に席にこだわりのない私には充分満足
さて、肝心の感想ですが・・・
幕が開くと例のオーディションシーン。 もうなつかしくてなつかしくてゾクゾクしました。
曲もすべて聞き覚えがあり、どれもこれも口ずさみたい 自分も舞台にいるような気分に・・・。
前半は歌もありダンスもあり、私はもう大興奮でした。
中盤からはオーディションの選考に残ったメンバーの自己紹介シーン。
セリフ・セリフ・セリフ・・・・歌もなく薄暗い中、ひたすら一人でしゃべり続けるだけのシーン。
私はストーリーがわかっているので、超早口の英語オンパレードでもついていけます。
ところがオットを見ると・・・目がワニのようになり、首を落とし、船をこぎ・・・
ほとんどの人が自分の悲しい過去の生い立ちを話しているので、歌があっても静かな曲ばかり。
ほんとは前回同様「Mamma Mia!」が見たかったオットには可愛そうなことをしました。
映画ではキャシーが一人で舞台の端から端まで踊りまくるシーンが、ダンサーの端くれには衝撃的で感動したのを覚えています。
ところが・・・楽しみにしていたそのシーン。キャシーのダンスがイマイチ迫力に欠けます
舞台を軽いステップで移動するばかりで特に見せ場!ってとこもなく終わってしまいました。残念
そして何よりショックだったのは、黒人ダンサー・リチーの「サプライズ・サプライズ」がなかったこと
どうして~~~ あれが一番の見せ場でしょう あのキレのある踊りと柔軟性にまばたきするのも忘れるほど、あっという間に一曲が終わるほどなのに~。 しかもこの曲は当時私も舞台で踊ったから思い入れがあったんですよね・・・ ガックリ・・・
それでもラストシーンの全員で踊る「ワン」はさすがに迫力あります。金ぴかの衣装は豪華そのもの
この曲なら映画を知らない人も一度は聞いたことがあるはず・・・ビールのCMにも使われてたし。
日本に帰って来てからすぐにコーラスラインのDVDを借りに行きました。
そしてやっぱり「サプライズ・サプライズ」の踊りに一番感動したのでありました
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