鳥インフル、「大流行の2段階前」…厚労省
中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の初感染が公表されてから10日。
患者や死者の数はじわじわと増えており、自治体や空港などは世界的流行を懸念して警戒レベルを上げ始めた。「人から人」への感染はまだ確認されていない。
■大流行の2段階前
■「今は、4年前の流行と比べると2段階前にある」。厚労省の担当者は10日、現状をこう分析した。
■世界初の感染が中国で公表されたのは3月31日。
中国人3人のうち、2人が死亡したと発表。
その後も患者は増え続け、10日現在で患者数は33人に上り、うち9人の死亡が確認されている。
世界保健機関(WHO)も9日、同居する家族内での感染が疑われるケースが2例あると発表。
「人から人」の感染の可能性もあることを示唆した。
■WHOが公表した家族内の感染疑い例も、閉鎖された空間でのいわば「単発的」な感染で、感染が人から人に次々と広がる世界的流行にすぐにつながるわけではないという見方だ。
ただ、ウイルスは突然変異する可能性もあり、厚労省も「感染が広まる可能性は否定できない」とする。
10日夜には中国の疾病予防管理センターからウイルスを入手。
国立感染症研究所がワクチン開発を進める。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=75946&from=popin
出典 読売新聞・朝刊 2013.4.11
版権 読売新聞社
中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の初感染が公表されてから10日。
患者や死者の数はじわじわと増えており、自治体や空港などは世界的流行を懸念して警戒レベルを上げ始めた。「人から人」への感染はまだ確認されていない。
■大流行の2段階前
■「今は、4年前の流行と比べると2段階前にある」。厚労省の担当者は10日、現状をこう分析した。
■世界初の感染が中国で公表されたのは3月31日。
中国人3人のうち、2人が死亡したと発表。
その後も患者は増え続け、10日現在で患者数は33人に上り、うち9人の死亡が確認されている。
世界保健機関(WHO)も9日、同居する家族内での感染が疑われるケースが2例あると発表。
「人から人」の感染の可能性もあることを示唆した。
■WHOが公表した家族内の感染疑い例も、閉鎖された空間でのいわば「単発的」な感染で、感染が人から人に次々と広がる世界的流行にすぐにつながるわけではないという見方だ。
ただ、ウイルスは突然変異する可能性もあり、厚労省も「感染が広まる可能性は否定できない」とする。
10日夜には中国の疾病予防管理センターからウイルスを入手。
国立感染症研究所がワクチン開発を進める。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=75946&from=popin
出典 読売新聞・朝刊 2013.4.11
版権 読売新聞社