みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

64歳以下へのワクチン接種券 最大4週間前倒し

2021-06-30 22:49:23 | ツイッター
64歳以下へのワクチン接種券、発送の日程を最大4週間前倒し 名古屋市(2021.6.28)
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名古屋市は、新型コロナワクチンの接種券の64歳以下への発送について、一部で日程を前倒しすることとした。

名古屋市の新型コロナワクチンの接種券は、来月(7月)12日から64歳以下への発送が始まる。

60歳から64歳までが12日に、55歳から59歳までが19日に発送され、スケジュールに変更はない。

一方、16歳から54歳については最大で4週間前倒しされ、40歳から54歳までが来月26日に、16歳から39歳までが8月2日に発送される。

規模接種会場などの予約が埋まらず、発送を前倒しするよう要望が寄せられていた。

<コメント>
接種券の発送を前倒しするだけで接種を前倒しするわけではありません。
接種券を発送される時期が早まっても接種開始が今まで通りなら、指をくわえて待つ時間が長くなるだけです。
これはかえって健康によくありません。
「60歳から64歳までが12日に、55歳から59歳までが19日に発送され、スケジュールに変更はない」・・・見事に市民の神経を逆なでしています。
ここまで「役人」が市民の気持ちが理解出来ていないかと思うと呆れるというより笑えてきます。河村君(名古屋市長、高校の後輩)は市民の民意がわからない男であることがわかります。
「庶民派」という言葉は、居酒屋で焼酎を飲むことということだけだったのかと思うと残念です河村君、読んでますか?
名古屋市のホームページでは「種々の制約」を設けています。
しかし、これはあくまでも名古屋市が主催する集団接種についての説明です。
名古屋市内の開業医による個別接種は、5月24日または25日から始まっています。
7月5日または6日から新たなワクチン接種の募集が始まりますが、名古屋市の指示に従えば55歳〜65歳の世代は接種券が配布されていないため空白期間が出来てしまいます。
もちろん接種は6名単位のため、この人数が揃わないと接種漏れの65歳以上の接種希望者が接種出来ません。
当院では、こういった方々のご希望に沿うことと、一刻も早い接種を望む方のご要望にお応えするために接種券が届いていなくても1か月以内に入手出来る方に接種予約をしています。
市が行う集団接種と開業医の個別接種は違うことをご理解いただけると幸いです。

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