みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

足腰フラフラ病

2012-10-09 07:23:54 | リハビリテーション科
女性の5割が危険領域 謎の足腰フラフラ病!
日本で知らぬ間に「ビタミンD」の不足におちいる人が多いといいます。その数、実に女性の2人に1人!しかも、その状態を放置していると、筋肉や骨に異常をきたし、足腰がフラフラに!最悪の場合、寝たきりになってしまうというのです。名付けて“足腰フラフラ病”。

ビタミンD不足になる落とし穴とは?

ビタミンDは食事からもとれますが、その大半が「紫外線を浴びる」ことで皮膚でつくられており、屋外で過ごす時間が少ないとビタミンD不足になりやすくなります。

女性の場合
  過度な紫外線対策
  オフィスワーク中心の生活

高齢者の場合
  閉じこもりがちの生活(活動量の低下)
  食事量の減少

乳幼児の場合
  母親のビタミンD不足
  完全母乳栄養

※母乳はビタミンDが僅かしか含まれておらず、完全母乳の場合は、適度な日光浴も大切です。


ビタミンDを効率的につくる日光浴の方法は?
「日焼け」をするほど長時間、日光にあたる必要はありません。
むしろ「日焼け」をすると、メラニン色素で紫外線がさえぎられてしまうため、ビタミンDができる効率がさがってしまうと考えられます。
そこで、おすすめしたのが“手のひら”で日光浴する作戦です。
実は、手のひらは体の他の部分よりも、メラニン色素が少ないので、ビタミンDが効率的につくられる上、お肌の大敵“しみ”や“しわ”も気になりにくい場所です。
手のひらほどの面積でも、夏場なら15分以上、冬場で30分以上、直射日光にあたれば充分なビタミンDをつくる事ができるといいます。
なお、その際、手のひらだけは日焼け止めクリームを洗い流しておく事をお忘れ無く!

ビタミンDの豊富な食材は?
※かっこ内は成人1日分のビタミンDを含む分量(目安)

 しらす(12g)
 べにざけ(16g)
 くろまぐろ(30g)

キノコ
 きくらげ(14g)
 干ししいたけ(32g)
 まいたけ(160g)

実は、キノコは紫外線をあてるとビタミンDが増える性質があります。
そこでオススメの食材が「干しエノキ」です。
作り方はエノキを小分けにして天日で干すだけ。
ビタミンDだけでなく、うまみ成分は13倍にアップして、濃厚なうまみも楽しめます

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20121003.html

出典 NHK総合テレビ「ためしてガッテン」2012.10.3
版権 日本放送協会


<私的コメント>
アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するクララもこの病気のために、歩く事が出来なかったと番組で紹介しています。





長野・蓼科 「標高1650mの紅葉」 2012.10.8 撮影
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