みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

食材・タマネギ

2012-11-20 07:04:12 | その他
タマネギ
タマネギは昔から薬効のある野菜として知られている。
古代エジプトでも栽培され、一般的な食材として利用されていたという記録もある。
このタマネギにはケルセチンという黄色い色素含まれている。
代表的なフラボノイドの1つで、腸から体内に吸収される。
このケルセチンは体内では抱合体などの代謝物として存在し、この代謝物が活性酸素を消去し、強い抗酸化作用を発揮する。
老化の原因となる酸化ストレスによる様々な傷害を抑制し、抗動脈硬化をはじめ多彩な生理活性がある。
動物実験では糖尿病を予防する効果も期待される。
タマネギをいためると甘みが生じるが、これはフラクトオリゴ糖を多く含むため。
腸内善玉菌の働きを助け、便秘の予防といった腸内環境の改善に役立つ。
(出典;日経新聞・夕刊 2010.2.5)
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