これは、春北高校(作品の中で、久保さんのお姉さんが務めている書店の同僚が春北高校と言っていた(1巻P132)が、ウィキペディアには春賀北高校となっているので、こちらの方が正式名称かもしれない)の1年生、久保渚咲(なぎさ)さんと白石純太くんの物語。タイトルに「僕を許さない」とあるが、別に白石くんが久保さんに悪いことをしたということではない。久保さんが復讐にもえている訳でもない。それどころか、二人は互いのことを憎からず思っているのだ。だから、二人はラブラブいちゃいちゃ。
実は白石くん。ものすごく影が薄い。だから、そこにいても、なかなか気が付いてもらえない。でも久保さんは白石くんがどこにいるのか分かるのだ。ウーン、愛だねえ。要するにこの物語は二人が繰り広げるラブコメなのだ。描かれているのも日常の二人。でもどちらかといえば、白石くんが久保さんに振り回されている感じかな。
久保さんはかなりの美少女なのに、白石くんは立派なモブ顔だ。なにしろタイトルの「僕」に「モブ」というフリガナがついているくらいである。それにも関わらず、久保さんは白石くんが大好き。そのうちスピンオフで「(元)久保さん・・・」というのがでそうな感じだ。
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