文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

あきたこまちにひとめぼれ(1)

2022-08-10 09:09:10 | 書評:その他

 

 この作品を一言で表せば、お米に関する蘊蓄漫画というものだろうか。タイトルにある「あきたこまち」も「ひとめぼれ」も米の品種名である。

 この作品の主人公の一人、西宮寅次郎は、サッカー特待生として、東京から秋田の高校にやってくる。そこでたまたま訪れた「米食堂こまち」。そこは、その時の状況に応じた色々な米を食べさせてくれる食堂だった。そこの看板娘である秋田小町。彼女は西宮のクラスメートだった。

 この娘、可愛いけど、あまり勉強はできないようだ。何しろ分数の分数も良く分かってない。よく高校に入れたなと思うが、米のことになると、その蘊蓄はすごい。まさに「好きこそものの上手なれ」である。ちなみに寅次郎君の方は、見かけによらず優等生のようである。

 米の種類はなんと280種もあるそうだ。そのひとつひとつに色々な違いがある。例えば味の濃いもの、薄いもの等。だからいろいろな状況に応じて使い分ければ、もっとお米ライフを楽しめるだろう。

 この作品の大きな特徴は、小町が秋田弁で喋っていることだろう。といってもバリバリの秋田弁を使うと恐らく読者は理解できないだろうので、いわゆるなんちゃって秋田弁なのだろうと推察。

 米は太ると思っていた寅次郎の姉のみこ姉を取り込む小町だが、敵役として熊谷=エミリア=シュバルツという美少女が出てきて、まだまだ波乱の予感。

 ひとつツッコミたいのは、小町のスタイル。さすがに高校に通うときは制服姿だが、店の手伝いや農作業をするときは上半身は田舎丸出しのスタイル。でも下半身は制服のスカート。それもものすごく短い。「そんな恰好で農作業ができるかい!」と思わず叫びそうになる(笑)

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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