図書館に行くため、マンションのエントランスにさしかかった時、
入口のガラス扉の向こう側に、茶髪でキムタクぐらいの長髪の(顔は程遠い)、
むさ苦しい感じの背の高い若い男が、
「入れなくて諦めようと思っていたらちょうど中から出てきそうな女が来たよ」
みたいな感じで、帰りかけから急にまた入口に向かって歩いてきました。
「むむっ!! 見るからになんて怪しい奴!
住人が出るときにササッと中に入るつもりだわ。
さりげない感じで近づいてきたけど、お見通しよ!!
これだからセキュリティーシステムなんて当てにならないんだから。」
とっさに危険を感じた私は、外に出るのをやめて、
そのまま入口横の「掲示板」にゆっくりと目を通し、
チラッと横目で彼を見ると、ちょっとうろたえた様に入口に立っています。
呼び出し用のパネルを触ってみたりして・・・。
「さあ、どうする、君。」
と心の中で思いながら、
私はさらに、あさっての方を向いてメールチェックを始めました。
そっと振り返ってみると、
彼はこんどは、入口の外からガラス越しに
私が見ていた掲示板をのぞき始めました。
「何なの~? よし、こちらから声をかければ、
怪しい奴なら警戒して変な理由つけて逃げるに違いない!」
私は、思い切って、
「入りたいんですか? 何か御用??」
とその若い男に尋ね、入口の扉を開けてあげました。
すると、
「あ、はい、これ、届けるのに入りたかったんスけど、
この呼び出しボタンが壊れてるみたいで、開かないんですよ。
ほら、どこ押しても反応しなくて・・・。
管理室とか、どこなんですかねェ。」
ありゃりゃ~、とんだ勘違いでした!
よく見れば、手に牛乳の入ったビニール袋を下げているじゃーありませんか。
私ったら、なんと意地の悪いおばさんだったのでしょう!
彼は自分で管理室に言いに行ってくれるつもりのようでしたが、
私も申し訳なく思い、
「代わりに言っておきますから。」
と言って、管理室に報告に行ってあげました。
彼に対しては申し訳ない気持ちと同時に、
配達員なら、もうちょっとそれらしい格好しててよ、
とも思いましたが、
人を見た目で判断した私が悪うござんした~。
入口のガラス扉の向こう側に、茶髪でキムタクぐらいの長髪の(顔は程遠い)、
むさ苦しい感じの背の高い若い男が、
「入れなくて諦めようと思っていたらちょうど中から出てきそうな女が来たよ」
みたいな感じで、帰りかけから急にまた入口に向かって歩いてきました。
「むむっ!! 見るからになんて怪しい奴!
住人が出るときにササッと中に入るつもりだわ。
さりげない感じで近づいてきたけど、お見通しよ!!
これだからセキュリティーシステムなんて当てにならないんだから。」
とっさに危険を感じた私は、外に出るのをやめて、
そのまま入口横の「掲示板」にゆっくりと目を通し、
チラッと横目で彼を見ると、ちょっとうろたえた様に入口に立っています。
呼び出し用のパネルを触ってみたりして・・・。
「さあ、どうする、君。」
と心の中で思いながら、
私はさらに、あさっての方を向いてメールチェックを始めました。
そっと振り返ってみると、
彼はこんどは、入口の外からガラス越しに
私が見ていた掲示板をのぞき始めました。
「何なの~? よし、こちらから声をかければ、
怪しい奴なら警戒して変な理由つけて逃げるに違いない!」
私は、思い切って、
「入りたいんですか? 何か御用??」
とその若い男に尋ね、入口の扉を開けてあげました。
すると、
「あ、はい、これ、届けるのに入りたかったんスけど、
この呼び出しボタンが壊れてるみたいで、開かないんですよ。
ほら、どこ押しても反応しなくて・・・。
管理室とか、どこなんですかねェ。」
ありゃりゃ~、とんだ勘違いでした!
よく見れば、手に牛乳の入ったビニール袋を下げているじゃーありませんか。
私ったら、なんと意地の悪いおばさんだったのでしょう!
彼は自分で管理室に言いに行ってくれるつもりのようでしたが、
私も申し訳なく思い、
「代わりに言っておきますから。」
と言って、管理室に報告に行ってあげました。
彼に対しては申し訳ない気持ちと同時に、
配達員なら、もうちょっとそれらしい格好しててよ、
とも思いましたが、
人を見た目で判断した私が悪うござんした~。