台風３過。

次々と襲ってきた台風。
この辺りは大きな被害なく済んだのですが…。

台風１０号だったか最初の時は、
真夜中に台風が通り過ぎて行きました。

朝、目を覚ましてカーテンを開けると、
そこに立つはずの公園の桜の木が、
ポッキリと折れて横たわっており、
大変悲しい気持ちになりました。

へし折れた幹のギザギザと尖った断面が、
頑張ったけれど強風に耐えきれなかった桜の哀しみを醸し出していました。

次の台風の時は、
朝、仕事に出かけるときには、
晴れているのにポタポタ、バラバラッと雨が降るといった、
台風特有の天候でした。

風はそう強くもなさそうに見え、
そろそろ台風も通り過ぎる頃でしたので、
もう大丈夫とふんで、
ビニール傘をさして家を出たのですが、
外に出た瞬間にザーーッと降りだし、
いきなり突風にあおられ、
傘の骨が1本折れ役立たずとなりました…。

台風なので早めに出たため
時間には余裕がありました。
いったん家に戻り、
急いでカッパを着て、
びしょ濡れになっても良いバックに
中身をせっせと入れ替えて、
折りたたみ傘も突っ込み、
再度出かけました。

ついさっきテレビ画面で、
傘がおちょこになっている人を見て、
「こんな台風の日に傘さすのは無理でしょう」
なんて、知った風に思ったところだったのに
同じことして…何やってるんだか！（笑）

今度こそと家を出て、
100メートルぐらい歩いたところで、
あっ！と思いました。
バックを替えた時に、
携帯を移し忘れていると気がついたのです。

あーこればっかりは戻らないわけにはいかない。

泣きたい気持ちで、
でもまわりの人の手前、
平静を装ってまた家に戻りました。

そして携帯をとって玄関を開けると、
なんと、まぶしい日差しが瞳に差し込んできたのです。

なんてこった！ピーカンかい！！
もう傘もカッパもいらないじゃないの〜〜（泣）

まあ、でもよかった。
遅れそうだったけど
いつものように駅まで自転車に乗っていける。

結局その後は雨が降る事はなく、
むっとくる蒸し暑さと
ギラギラの日差しを浴びながら出勤したのでした。


一連の台風により、
日本各地に甚大な被害が出ていて胸が痛みます。

１日も早く日常を取り戻せますように…。